2月9日、タイのバンコクでMotoGPシリーズのシーズン開幕を告げるシーズンローンチが開催された。

会場なったタイ国内最大規模の大型複合施設のワンバンコクには大勢のファンが集まり、セパンオフィシャルテストで負傷したホルヘ・マルティン、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、ラウル・フェルナンデスの3人は残念ながら参加できなかったが、MotoGPクラス全11チーム、レギュラーライダー19名が参加した。

イベントは、タイで普及されている原動機付三輪自動車トゥクトゥクが全22台のプロトタイプマシンを運んだ市内のパレードから始まり、世界で最も美しい寺院の1つとして評される大理石寺院、通称ワット・ベンチャマボピットで象徴的な記念撮影を実施。

ワンバンコクのステージ上では各チームのチームマネージャーによるトークショーでスタート。ワンバンコクに隣接するホテル、リッツカールトンで待機していたライダーたちは、それぞれのメーカーの市販スポーツバイクに乗って会場に向かった。

トップバッターとして登場したホンダ・HRCカストロールのジョアン・ミルはバイクのエンジン始動に手間取り、ミルはチームメイトのルカ・マリーニの後ろに乗ってステージへと向かった。ステージ上ではインタビューに応え、ファンにプレゼントを渡し、MotoGPマシンのエンジン音を鳴り響かせ、集まったファンと一緒に集合写真を撮影した。

続いて、カストロール・ホンダLCRのヨハン・ザルコ、イデミツ・ホンダLCRのソムキャット・チャントラが登場。タイ人初のMotoGPライダーとして人気の高いチャントラには大きな声援が送られた。その後、次々にMotoGPライダーたちがバイクに乗ってステージに移動し、インタビュー、ファンサービスを行なった。

MotoGPルーキーの小椋藍もアプリリアの市販車に乗って登場。MotoGPマシンでのテストの様子を振り返り、今シーズンの抱負を語った。

ライダーたちはこの後、タイのブリーラムで2月12、13日に行なわれるオフィシャルテストに参加。その後、2月28日から3月2日に開催される開幕戦タイGPに挑む。