全日本ロードレース第2戦SUGOで今季を開幕したST1000クラス。昨年のチャンピオン國井勇輝は世界戦に戻ったため、今季はゼッケン1番不在のシーズンとなる。
予選直前にぱらついた雨は降り続くことなく、30分間の予選アタックが開始された。まずは國峰啄磨(TOHO Racing)と羽田太河(Astemo Pro Honda SI Racing)が1分27秒1での攻防でスタート。亀井雄大(RTJapan M Auto and Kamechans)が1分27秒3で3番手につける。この3台だけが1分27秒台前半のタイム。
その後、リーダーボードに動きがないままセッション終盤へ。羽田が自身のタイムを0.01秒短縮。しかし逆転ならず。2025年シーズン最初のポールポジションは國峰のものとなった。
●ポールポジション/國峰啄磨(TOHO Racing)
「予選が始まる前に雨がぱらついていたので、最初に(タイムを)出さないと後半が不安でした。でも思ったよりもマークされていたので、いい環境ではなかったですが今季自己ベストタイムです。ただ、思ったタイムには届いていません。テストでは出ていたので、1分26秒台は出るだろうという路面コンディションではあったのですが、一発タイムが出せていませんでした。ベストタイム付近ではずっとラップできていたのでレースに向けてはいいけれど、予選は不安でした。そんな中で1位になれてよかったです。奇跡です」