MotoGP第7戦イギリスGP Moto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イギリス、シルバーストーン・サーキットで開催された。日本時間午後5時40分(現地時間午前9時40分)から始まったフリー走行2は、気温16度、路面温度20度、湿度86%、かなり濃い雲も残り、昨夜の雨によるウエットコンディション。

30分間で開催されたフリー走行2では、レインタイヤで走るライダーがほとんどだった中、終盤、スリックタイヤに替えて走ったホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が2分19秒739を記録し、トップタイムだった。2番手はジョエル・ケルソ(KTM)で2分21秒429、3番手ダビド・アルマンサ(ホンダ)2分21秒534。古里太陽(ホンダ)は12周目の2分25秒850で20番手、山中琉聖(KTM)は11周目の2分26秒840で22番手だった。

日本時間午後9時50分(現地時間午後1時50分)から15分間で争われた予選Q1は、気温18度、路面温度26度、湿度71%、曇りのドライコンディション。このセッションのトップは、最終6周目に2分10秒798を記録したバレンティン・ペローネ(KTM)。2番手ヴィセンテ・ペレス(KTM)2分11秒113、3番手ステファノ・ネパ(ホンダ)2分11秒587、4番手リカルド・ロッシ(ホンダ)2分11秒708。以上4名はQ2進出を果たした。

昨日、体調が万全ではなかった上、昨年このサーキットはケガで欠場していた事もあり、古里は最終6周目にスリップに入ることなく2分11秒785までタイムを縮めたものの6番手に終わり、Q2進出は果たせず。

日本時間午後10時15分(現地時間午後2時15分)から15分間で開催された予選Q2は、気温18度、路面温度27度、湿度69%、曇りのドライコンディション。風速10km/hの風が吹くこともあった。序盤は、昨日のプラクティスに続きアルバロ・カルペ(KTM)が2周目2分09秒556を記録し、トップに立った。

残り時間5分前後になり、最後のタイムアタックのためにスリップストリームにうまく入るタイミングを見計らいながらピットアウトするライダーが多く、中にはショートカットで好ポジションを探すライダーもいた。シケインの走行ラインで混乱が生じたルエダとアンヘル・ピケラス(KTM)についても調査されると報じられてはいたが、Q2トップは、5周目にチームメイトのカルペのスリップストリームを利用して走行したルエダが、2分09秒449を記録しポールポジションを獲得した。

2番手はルーキーのカルペで2周目の記録2分09秒566、カルペは初めてのフロントロウを獲得した。3番手に5周目、2分09秒845を記録したピケラスが入った。ルエダのスリップストリームを利用して2分09秒966を記録し、4番手になったアルマンサには明日の決勝で、昨日のスロー走行のペナルティとしてロングラップが科されている。21番グリッドのルシェ・モードレー(KTM)にはダブルロングラップペナルティが科された。

山中は2分10秒805で14番手、決勝は5列目スタート。古里はQ1で記録した2分11秒785で20番手、7列目スタートとなる。

MotoGP 第7戦イギリスGP Moto3クラス2日目 予選
1 ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM) 2分09秒449 (Q2)
2 アルバロ・カルペ(KTM) 2分09秒556 (Q2)
3 アンヘル・ピケラス(KTM) 2分09秒845 (Q2)
4 ダビド・アルマンサ(ホンダ) 2分09秒966 (Q2)
5 ジョエル・ケルソ(KTM) 2分10秒108 (Q2)
6 マキシモ・キレス(KTM) 2分10秒150 (Q2)
7 ルカ・ルネッタ(ホンダ) 2分10秒258 (Q2)
8 ダビド・ムニョス(KTM) 2分10秒288 (Q2)
9 バレンティン・ペローネ(KTM) 2分10秒396 (Q2)
10 デニス・フォッジャ(KTM) 2分10秒500 (Q2)
14 山中琉聖(KTM) 2分10秒805 (Q2)
20 古里太陽(ホンダ) 2分11秒785 (Q1)