MotoGP第7戦イギリスGP Moto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イギリス、シルバーストーン・サーキットで開催された。
日本時間午後7時10分(現地時間午前11時10分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温16度、路面温度20度、湿度84%、曇ったドライコンディション。雲が多く、ウエット部分があり、路面温度が低いなどの状況もあったためか、前半に比べ路面が乾いた終盤10分前後を迎えてから、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)やフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)らはコースインしていた。
このセッションでは、デニス・オンジュ(カレックス)が12周目2分05秒550を記録しトップだった。2番手ゴンザレスで2分05秒630、3番手ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)2分06秒223。一時スコアボード2番手まで名前が上がった佐々木歩夢(カレックス)は2分06秒808を記録し12番手。國井勇輝(カレックス)は2分10秒077で23番手だった。
日本時間午後10時45分(現地時間午後2時45分)から15分間で開催された予選Q1は、Moto3終了時に少し雨がぱらついたものの、天気はそのまま曇り。気温18度、路面温度26度、湿度68%、曇りのドライコンディション。強いと風速16km/hの風が吹いていた。その影響もあってか、タイムアタックではだれもが先頭を避けたい様子で、先を譲り合いスリップストリームに入ろうとした。
Q1のトップはアロン・カネト(カレックス)で2分03秒031。2番手はダビド・アロンソ(カレックス)2分03秒228、3番手マルコス・ラミレス(カレックス)が2分03秒536。4番手は最終7周目に2分03秒550を記録したロペス。以上の4名はQ2進出。ロペスは、それまでの4番手でチームメイトのセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)を押し出す形となった。國井は6周目に2分05秒244を記録し9番手、総合では8列目23番グリッドとなった。
日本時間午後11時10分(現地時間午後3時10分)から15分間で開催された予選Q2は気温18度、路面温度28度、湿度67%、曇りのドライコンディション。開始間もなくアウトラップから2周目に入った1コーナーで佐々木が転倒。この後の走行ができなかったため、Q2は記録なしとなった。同じく転倒で記録を残せなかったオンジュとは昨日のプラクティスでのタイム差で佐々木が上回り17番手となった。決勝は6列目17番グリッドスタート。
この走行では、佐々木とオンジュの転倒によるイエローフラッグ、トラックリミットオーバーなどのラップキャンセルにより、終盤までゴンザレス、バリー・バルタス(カレックス)、ディオゴ・モレイラ(カレックス)のタイムが計測できていなかった。ポールポジションを獲得したのは6周目2分02秒482を記録したアロン・カネト(カレックス)。2番手がゴンザレスで6周目に2分02秒630、3番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)は5周目に2分02秒817を記録した。
MotoGP第7戦イギリスGP Moto2クラス2日目予選 | |||
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1 | アロン・カネト(カレックス) | 2分02秒482 | (Q2) |
2 | マニュエル・ゴンザレス(カレックス) | 2分02秒630 | (Q2) |
3 | ディオゴ・モレイラ(カレックス) | 2分02秒817 | (Q2) |
4 | ダビド・アロンソ(カレックス) | 2分02秒992 | (Q2) |
5 | セナ・アギウス(カレックス) | 2分03秒137 | (Q2) |
6 | マルコス・ラミレス(カレックス) | 2分03秒232 | (Q2) |
7 | バリー・バルタス(カレックス) | 2分03秒258 | (Q2) |
8 | イザン・グエバラ(ボスコスクーロ) | 2分03秒488 | (Q2) |
9 | ダニエル・オルガド(カレックス) | 2分03秒709 | (Q2) |
10 | アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ) | 2分03秒803 | (Q2) |
17 | 佐々木歩夢(カレックス) | 2分03秒016 | (P) |
23 | 國井勇輝(カレックス) | 2分05秒244 | (Q1) |