デニス・オンジュがMoto2初優勝。國井勇輝は22位、佐々木歩夢は転倒リタイア【MotoGP第8戦アラゴンMoto2決勝】

MotoGP第8戦アラゴンGP Moto2クラスの決勝がスペインのモーターランド・アラゴンで開催された。

現地時間午後12時15分（日本時間午後7時15分）にスタートした決勝は気温24度、路面温度45度、湿度45％のドライコンディションの下、19周で争われた。

ポールポジションのディオゴ・モレイラ（カレックス）がホールショットを取るが、1周目にデニス・オンジュ（カレックス）がトップに浮上する。1周目の12コーナーでダニエル・オルガド（カレックス）とダビド・アロンソ（カレックス）のチームメイト同士がからんで転倒しリタイアとなる。

2周目にはバリー・バルタス（カレックス）がオンジュを交わしてトップに立つと、トップ争いの接戦を展開。これに5周目以降はアロン・カネト（カレックス）を加えた3人がトップを争い、モレイラはトップ争いから一歩引いた4番手で周回を重ねていく。

6周目にカネトがオンジュを交わして2番手に上がるが、8周目のホームストレートでオンジュがポジションを奪還。カネトは10周目にモレイラに交わされて4番手へと後退し、中盤にはトップ争いはバルタス、オンジュ、モレイラの3人となる。

終盤に差し掛かった15周目にはオンジュがバルタスを交わしてトップに立ち、モレイラも続いて2番手に上がる。残り2周でオンジュの背後に迫ったモレイラは、最終ラップの5コーナーでオンジュを交わしてトップに立ち、最終コーナーにトップで入るが、背後につけたオンジュがゴールライン直前で前に出ると、0秒003の僅差でMoto2クラス初優勝を飾った。

2位にモレイラ、3位にバルタスが入賞。モレイラは前戦に続いて2戦連続の2位表彰台を獲得。バルタスは今シーズン3回目の表彰台を獲得した。

4位にセナ・アギウス（カレックス）が入賞。最終ラップにカネトを交わしたフィリップ・サラッチ（ボスコスクロ）が続き、カネトは6位入賞となった。

7位にジョー・ロバーツ（カレックス）、8位にマルコス・ラミレス（カレックス）が入賞。予選Q2の序盤の転倒により、18番グリッドスタートとなったマニュエル・ゴンサレス（カレックス）は追い上げて7周目にはトップ10圏内に入り、9位に入賞。ポイントではカネトに同ポイントで並ばれたが、勝利数差でランキングトップをキープしている。10位にアロンソ・ロペス（ボスコスクロ）が入賞。

國井 勇輝（カレックス）は22位でチェッカー。佐々木 歩夢（カレックス）は18番手走行中の14周目に転倒を喫し、リタイアとなった。

MotoGP第8戦アラゴンGP Moto2クラス決勝結果（19周）