ヤマハモーターレーシングはトプラク・ラズガットリオグルが2026年シーズンより、プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPから参戦することを発表した。
ラズガットリオグルはSTK600、STK1000を経てSBK(スーパーバイク世界選手権)で活躍。2021年にはヤマハでチャンピオンを獲得し、2024年にはBMWで2度目のSBKタイトルを獲得している。
以前にもMotoGPクラス参戦のうわさがあり、実際にヤマハYZR-M1のテストを行なったこともあったラズガットリオグル。アラゴンGPのウイーク中には、プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPのチームディレクター、ジーノ・ボルソイが、ラズガットリオグルとヤマハが交渉していることを認めていたが、6月10日にヤマハモーターレーシングより発表が行なわれた。ヤマハモーターレーシングのマネージングディレクターであるパオロ・パベジオは次のようにコメントしている。
「トプラクをヤマハファミリーに迎えることができ、とてもうれしく思います。スーパーバイク世界選手権でヤマハ史上最多の勝利数を誇るトプラクは、並外れた才能を証明し、SBKで2度のタイトル獲得という偉業を成し遂げました。これは並外れた偉業です。MotoGPへの転向は、彼にとってのホームカミング(古巣であるヤマハへの復帰)であると同時に、着実な成長を目指すという明確な目標を掲げた、刺激的な新たな挑戦でもあります。彼の闘志と強い意志は、プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPチームとヤマハのMotoGP戦略に完璧に合致しており、2026年こそ多くのファンが待ち望んでいた移籍を実現する絶好のタイミングだと考えています」