MotoGP第9戦イタリアMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イタリア、ムジェロ・サーキットで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温22度、路面温度24度、湿度79%、風は強くなく、晴れたドライコンディション。このセッションでは、スコット・オグデン(KTM)が1分55秒249のトップタイムだった。2番手はダビド・アルマンサ(ホンダ)で1分55秒291、3番手アンヘル・ピケラス(KTM)1分55秒557。山中琉聖(KTM)は6周目に記録した1分55秒702で7番手、古里太陽(ホンダ)は11周目の1分56秒524で19番手だった。

日本時間午後7時50分(現地時間午後12時50分)から始まった予選Q1では、気温31度、路面温度50度、湿度45%、晴れたドライコンディション。風速10km/hを超える風が吹くこともあった。この走行では、終盤5コーナーで転倒のあったマキシモ・キレス(KTM)が3周目に記録していた1分56秒078でトップタイムだった。2番手ダビド・ムニョス(KTM)1分56秒142、3番手ヴィセンテ・ペレス(ホンダ)1分56秒236、4番手デニス・フォッジャ(KTM)1分56秒508、以上4名は予選Q2へ進出した。

日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から始まった予選Q2は、気温32度、路面温度50度、湿度42%、風は強いまま晴れたドライコンディション。序盤は2周目にアルバロ・カルペ(KTM)が記録した1分55秒418がトップだった。山中は3周目に1分56秒279を記録した後、マシントラブルで走行途中に手を挙げスローダウン、ピットへ戻りピット作業のまま、再スタートはできずに終わった。

終盤残り5分を切って、一度はポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が5周目に1分54秒970を記録しトップに立つが、最終8周目1分54秒733をマークしたカルペが自身初のポールポジションを獲得した。2番手ルエダでレッドブル・KTM・アジョのワンツーとなった。3番手はスコット・オグデン(KTM)が5周目の記録1分55秒032で自身初めてのフロントロウを獲得。カルペ、バレンティン・ペローネ(KTM)、マキシモ・キレス(KTM)、3人のルーキーがトップ10に入った。

古里は7周目の記録1分55秒762で11番手、ダビド・アルマンサ(ホンダ)の10番手に続きホンダ勢の中では2番手。明日の決勝は4列目スタートとなる。山中は16番手、6列目。Moto3クラスは明日、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から17周の決勝がスタートする。トップから16番手の山中までの差は1.546という僅差から、明日も接戦が予測される。

自身初のポールポジションを獲得したアルバロ・カルペ(KTM)
MotoGP第9戦イタリアMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 アルバロ・カルペ KTM 1分54秒733 Q2
2 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分54秒970 Q2
3 スコット・オグデン KTM 1分55秒032 Q2
4 アンヘル・ピケラス KTM 1分55秒407 Q2
5 ジェイコブ・ルールストン KTM 1分55秒424 Q2
6 バレンティン・ペローネ KTM 1分55秒466 Q2
7 ダビド・ムニョス KTM 1分55秒591 Q2
8 マキシモ・キレス KTM 1分55秒611 Q2
9 ジョエル・ケルソ KTM 1分55秒625 Q2
10 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分55秒732 Q2
11 古里太陽 ホンダ 1分55秒762 Q2
16 山中琉聖 KTM 1分56秒279 Q2