ディオゴ・モレイラが2戦連続ポールポジション、佐々木歩夢はQ2進出、國井勇輝は23番手【MotoGP第9戦イタリアMoto2予選】

MotoGP第9戦イタリア Moto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イタリア、ムジェロ・サーキットで開催された。日本時間午後4時25分（現地時間午前9時25分）から30分間で行なわれたフリー走行2は、気温26度、路面温度34度、湿度65％、風は強くなく、晴れたドライコンディション。この走行では、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス（カレックス）が1分50秒059でトップタイムだった。2番手はデニス・オンジュ（カレックス）1分50秒070、ゴンザレスと同ポイントで並んでいるアロン・カネト（カレックス）が1分50秒175で3番手だった。佐々木歩夢（カレックス）は4周目に記録した1分51秒092で20番手、國井勇輝（カレックス）は2周目にマークした1分51秒595で24番手。

日本時間午後8時45分（現地時間午後1時45分）から15分間で開催された予選Q1は、気温32度、路面温度52度、湿度42％、晴れたドライコンディション。風は強くなかった。中盤、佐々木のチームメイトのゾンダ・ファン・デン・グールベルク（カレックス）が激しいハイサイドを起こし、マリオ・アジ（カレックス）の代役のナカリン・アトラトフヴァ（カレックス）が巻き込まれ転倒。

予選Q1トップは6周目1分49秒847で、自身が昨年記録していた歴代コース記録を塗り替えたジョー・ロバーツ（カレックス）。2番手は1分50秒099を記録したデニス・オンジュ（カレックス）。3番手ダビド・アロンソ（カレックス）で1分50秒287。佐々木が4番手に入り、記録は最終6周目にマークした1分50秒412。以上4名は予選Q2進出となり、佐々木はQ2進出を果たした。國井は6周目の記録1分51秒041で9番手、総合では23番手となり、明日の決勝は8列目スタート。

日本時間午後9時10分（現地時間午後2時10分）から15分間で争われたQ2は、気温32度、路面温度53度、湿度39％、晴れたドライコンディション。序盤、2周目にディオゴ・モレイラ（カレックス）が1分49秒745を記録し、ロバーツがQ1で樹立したコース記録を更新。

終盤のタイムアタックになると、スリップを狙うような動きをしたモレイラ、マルコス・ラミレス（カレックス）らにフィリップ・サラッチ（ボスコスクーロ）が接触、転倒。一度は調査が入ったが、この件についてのペナルティーはなく終わった。残り1分前後には、バリー・バルタス（カレックス）も12コーナーで激しいハイサイド転倒。バルタスはメディカルセンターへ運ばれた。イエローフラッグによるラップキャンセルもあり、モレイラの2周目のタイムがそのままトップ、モレイラは2戦連続ポールポジションを獲得した。

2番手には5周目に1分49秒831を記録したカネトが入った。3番手は2周目に1分49秒857を記録していたアレナス。佐々木は5周目の記録1分50秒370で15番手、明日の決勝は5列目スタート。Moto2クラスは、明日、日本時間午後7時15分（現地時間午後12時15分）から19周の決勝が始まる。