MotoGP第10戦オランダ Moto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、オランダ、TTサーキット・アッセンで開催された。Moto3の赤旗中断により、予定よりも遅れて5分短縮され、日本時間午後5時50分(現地時間午前10時50分)から35分間でMoto2クラスフリー走行1は開催された。

気温16度、路面温度20度、湿度85%、曇りのウエットコンディション。路面は徐々に乾き、終了する頃にはほぼドライに近づいていた。この走行では、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が1分36秒025を記録しトップだった。2番手はポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)で1分36秒035。3番手アルベルト・アレナス(カレックス)1分36秒091。佐々木歩夢(カレックス)は1分37秒025で13番手、國井勇輝(カレックス)は1分38秒184で25番手だった。

日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から40分間で開催されたプラクティスは、気温17度、路面温度25度、湿度75%、曇りのドライコンディション。序盤、ホームストレートで白煙を上げてジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が1コーナーでストップ。前半は、ゴンザレスが6周目に記録した1分35秒319でトップだった。

終盤残り6分前後、ロペスが1分35秒200で昨年のフェルミン・アルデゲールのコース記録を更新したかと思われたが、セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)が15コーナーで転倒、イエローフラッグが出されラップキャンセルとなった。その後、ダリン・ビンダー(カレックス)も15コーナーで転倒。最終シケインでは、ホルヘ・ナバロ(フォワード)が転倒。イエローフラッグが出されている区間で、バリー・バルタス(カレックス)も転倒、黄旗区間での転倒は現在、調査が入り、バルタスには重いペナルティーが科されるかもしれない。更に3コーナーではアレナスも転倒。黄旗が続き、ラップキャンセルが多かった。

その中でも、アロン・カネト(カレックス)は17周目に1分35秒215を記録、コースレコードでトップへ。更に13周目にフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)が1分34秒869を記録し、コースレコードを塗り替えて1番手となった。3番手は20周目に1分35秒304まで記録を縮めたゴンザレス。このセッションは、オランダのウィリアム・アレクサンダー国王がチェッカーフラッグを振っていた。

佐々木は6周目の記録1分36秒145で17番手、國井は13周目の1分36秒886で26番手。Q2スタートは逃したものの、トップから26番手の國井までのタイム差は2秒017。明日はQ2進出を二人ともに期待したい。Q2スタートができる上位14名中、トップのサラッチを含む7名がボスコスクーロ勢だった。

明日は、日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分間のフリー走行2が行なわれ、日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)からは予選Q1とQ2がそれぞれ15分間で開催される。

 

MotoGP第11戦オランダMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 フィリップ・サラッチ ボスコスクーロ 1分34秒869 P
2 アロン・カネト カレックス 1分35秒215 P
3 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分35秒304 P
4 トニー・アルボリーノ ボスコスクーロ 1分35秒414 P
5 イバン・オルトラ ボスコスクーロ 1分35秒498 P
6 ジョー・ロバーツ カレックス 1分35秒556 P
7 イザン・グエバラ ボスコスクーロ 1分35秒557 P
8 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分35秒687 P
9 マルコス・ラミレス カレックス 1分35秒732 P
10 アロンソ・ロペス ボスコスクーロ 1分35秒747 P
17 佐々木歩夢 カレックス 1分36秒145 P
26 國井勇輝 カレックス 1分36秒886 P