MotoGP第11戦ドイツ Moto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、ドイツ、ザクセンリンクで開催された。日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分間行なわれたフリー走行1は、気温18度、路面温度28度、湿度64%、部分的に厚い雲があるドライコンディション。この走行では、2026年もオンリーファン・アメリカン・レーシング・チームでの参戦が決まったジョー・ロバーツ(カレックス)がトップタイムで1分23秒072だった。2番手ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)で1分23秒087。3番手ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分23秒139。

一時スコアボード5番手まで上がっていた佐々木歩夢(カレックス)は12周目の記録1分23秒302で9番手。國井勇輝(カレックス)は15周目の1分23秒944で19番手。今大会は、今年EWC(耐久世界選手権)にF.C.C. TSR・ホンダ・フランスからフル参戦している羽田大河(カレックス)がイデミツ・ホンダ・チーム・アジアから代役参戦でMoto2クラス2年ぶりに参戦。14周目の1分24秒874で27番手だった。

日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から40分間で始まったプラクティスは、気温23度、路面温度33度、湿度45%、かなり曇ったドライコンディション。Moto3の時間よりも風が強かった。このセッションでは4周目、國井が1分22秒975を記録し、一時、4番手に名前を連ねた。

中盤、3周目の1分22秒823でそれまでトップタイムだったフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)が1コーナーで転倒。残り10分を切ると、セナ・アギウス(カレックス)が14周目に1分22秒459を記録し、昨年のソムキャット・チャントラの記録を0.239秒更新、コースレコードを樹立。トップとなり、チームメイトのゴンザレスが2番手1分22秒606を記録。13周目に1分22秒814を記録した佐々木が3番手となった。

その後、残り5分が近付き18周目にアギウスの記録を0.130上回る1分22秒329を出したセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)がトップとなり、コースレコード更新でセッション終了。2番手アギウス、3番手ゴンザレス、4番手マルコス・ラミレス(カレックス)、5番手アロン・カネト(カレックス)、6番手に佐々木が入った。トップから14番手までは明日の予選Q2スタートができるので、佐々木はQ2スタート獲得。

序盤4番手だった國井は、14番手のアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)と0.050の差で15番手。惜しくもQ2スタートを逃した。羽田は5周目の記録1分24秒715で27番手。

明日は日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分間のフリー走行2が行なわれ、日本時間午後8時45分(現地時間午後1時45分)から予選Q1、続いてQ2がそれぞれ15分間で開催される。

MotoGP第11戦ドイツMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 セレスティーノ・ビエッティ ボスコスクーロ 1分22秒329 P
2 セナ・アギウス カレックス 1分22秒459 P
3 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分22秒606 P
4 マルコス・ラミレス カレックス 1分22秒749 P
5 アロン・カネト カレックス 1分22秒765 P
6 佐々木歩夢 カレックス 1分22秒814 P
7 フィリップ・サラッチ ボスコスクーロ 1分22秒823 P
8 ジョー・ロバーツ カレックス 1分22秒838 P
9 ダビド・アロンソ カレックス 1分22秒844 P
10 ダニエル・オルガド カレックス 1分35秒845 P
15 國井勇輝 カレックス 1分22秒975 P
27 羽田大河 カレックス 1分24秒715 P