トップはマルク・マルケス、2番手ザルコ、3番手クアルタラロ 【MotoGP第12戦チェコMotoGPプラクティス】

MotoGP第12戦チェコMotoGPクラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、チェコ、ブルノ・サーキットで開催された。今大会は、ワイルドカードでアウグスト・フェルナンデス（ヤマハ）が参戦。マーベリック・ビニャーレス（KTM）はドイツGP予選で負傷した肩のケガで欠場、ポル・エスパロガロ（KTM）が代役参戦。フランコ・モルビデリ（ドゥカティ）もザクセンリンクでのスプリントで転倒し、肩を負傷、今大会は欠場。こちらは代役なし。練習中のケガで欠場のソムキャット・チャントラ（ホンダ）の代役は、中上貴晶（ホンダ）が参戦する。

日本時間午後5時45分（現地時間午前10時45分）から45分で行なわれたフリー走行1は、気温17度、路面温度26度、湿度84％、曇りのウエットドライコンディション。このセッションでは、序盤8コーナーでマルコ・ベゼッキ（アプリリア）が転倒。マルク・マルケス（ドゥカティ）は1コーナーでマシントラブルからコースアウトし、ピットへ戻るなどあり、更に終盤、小椋藍（アプリリア）が11コーナー、激しいハイサイドで転倒。波乱があった。

それでも、トップタイムを記録したのはマルク・マルケスで1分54秒606。自身が2016年に記録した歴代コースレコードに0.010差まで迫った。2番手ジャック・ミラー（ヤマハ）1分55秒221、3番手フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）1分55秒259。中上は1分56秒187で10番手だった。小椋は2分11秒904で22番手。

日本時間午後10時（現地時間午後3時）から始まる予定だったプラクティスは、激しい雨が降る天候不良のため20分遅れで1時間開催された。気温17度、路面温度23度、湿度92％、雨が降るウエットコンディション。この走行でも、トップはマルク・マルケスで12周目に2分03秒935を記録した。2分03秒台はただ一人。2番手は12周目に2分04秒404を出したヨハン・ザルコ（ホンダ）。3番手は14周目、2分04秒465を記録したファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）。

4番手は、この走行4コーナー、水面でスリップ、今日2度目の転倒があったもののベゼッキが入った。5番手には、復帰戦となり、昨日2026年までアプリリアから参戦することを発表したホルヘ・マルティン（アプリリア）。6番手はミラー。7番手には、このセッションでリーダーボードのトップに3回躍り出たジョアン・ミル（ホンダ）。

8番手は、前戦は盲腸で欠場していたエネア・バスティアニーニ（KTM）。9番手には、終盤7コーナーで転倒し、そこからピットへ急いで戻り18周目に2分04秒993を記録したアレックス・マルケス（ドゥカティ）。10番手はペドロ・アコスタ（KTM）。以上10名が明日の予選Q2スタート。トップ10内に5メーカーが2台ずつ入った。

小椋は12周目2分06秒308を記録、20番手。中上は12周目2分06秒482を出して21番手だった。

明日は、日本時間午後5時10分（現地時間午前10時10分）からフリー走行2が始まり、そのまま15分間ずつの予選Q1、Q2と続く。更に日本時間午後10時（現地時間午後3時）からは10周のスプリントが開催される。