SBK(スーパーバイク世界選手権)第8戦ハンガリーラウンドが、ハンガリーのバラトン・パークサーキットでスタート。

ハンガリーでのSBKの開催は1990年以来となり、バラトン・パーク・サーキットは2023年にオープンした新コースで、コースレイアウトとしては3個所のシケインを持ち、7つの右コーナーと10の左コーナーで構成されたストップ&ゴータイプのコース。イタリアのクレモナとチェコのモストをミックスしたようなコースレイアウトを持つという。

6月下旬にはSBKライダーによるコースの確認走行が行なわれたが、そのときはSBK仕様のマシンではなく、各マシンのベース車両となるストック仕様に近いバイクで走行が行なわれたため、本番車での走行はFP1が初となった。

SBK
SBKのFP1は気温27度、路面温度39度のドライコンディションで行なわれ、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)が1分39秒743でトップに立った。2番手に1分40秒147でサム・ロウズ(ドゥカティ)、3番手に1分40秒519でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が続いた。

午後のFP2は気温32度、路面温度46度のドライコンディションで争われ、サム・ロウズがセッション終了約5分前に1分39秒528を記録し、セッショントップ、初日総合トップに立った。

ラズガットリオグルはFP2でFP1で記録したタイムを更新できなかったが、FP1で記録した1分39秒743で総合2番手で初日を終えた。上位2名が1分39秒台を記録。イアンノーネはFP2で1分40秒142とタイムを更新し、総合3番手に。

総合4番手にFP2で記録した1分40秒368でイケル・レクオナ(ホンダ)が続いたが、レクオナはセッション終盤に10コーナーで転倒を喫した。来季に向けて契約更新を発表したばかりのレミー・ガードナー(ヤマハ)がFP2で記録した1分40秒484で総合5番手に続き、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)はFP1で記録した1分40秒551で総合6番手に。

総合7番手に1分40秒563でアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)はFP1で記録した1分40秒568で総合8番手に止まり、総合9番手にFP1で記録した1分40秒626でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続き、総合10番手にFP2で記録した1分40秒657でライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)。

アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が1分40秒667で総合11番手、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)が1分40秒669で総合12番手、ドミニク・エガター(ヤマハ)が1分40秒746で総合13番手、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が1分40秒814で総合14番手、アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が1分40秒869で総合15番手。

総合16番手に1分40秒908でジョナサン・レイ(ヤマハ)、総合17番手に1分40秒923でチャビ・ビエルへ(ホンダ)、総合18番手に1分41秒107でマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、総合19番手に1分41秒430でティト・ラバット(ホンダ)、総合20番手に1分41秒559でバハティン・ソフォグル(ヤマハ)の順で続き、今レースから、スコット・レディング(ドゥカティ)の後任として、MGMボノボ・レーシングに加わったタラン・マッケンジー(ドゥカティ)が1分41秒676で総合21番手。総合22番手に1分41秒938でミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ)、総合23番手に1分43秒519でザクワン・ザイディ(ホンダ)の順で続いた。

SSP
SSP(スーパースポーツ世界選手権)では、午前中にFP、午後にスーパーポールを行なった。スーパーポールは気温33度、路面温度45度のドライコンディションで争われ、FP1でもトップタイムを記録していたボ・ベンスナイダー(MVアグスタ)が1分42秒799でポールポジションを獲得。2番手に1分43秒100でジャン・オンジュ(ヤマハ)、3番手に1分43秒123でジャウメ・マシア(ドゥカティ)が続いた。

鳥羽海渡(ホンダ)はFP1を22番手で終えると、スーパーポールでは1分43秒750で15番手。岡本裕生(ヤマハ)は前戦の負傷により、今レースを欠場する。

ヤマハR3
ヤマハR3 bLU cRUワールドカップは午前中にFP、午後にスーパーポールを行なった。スーパーポールは気温30度、路面温度44度のドライコンディションで争われ、ポイントリーダーのアレッサンドロ・ディ・ペルシオが1分58秒122で2戦連続となるポールポジションを獲得。2番手に1分58秒942でエマヌエル・パストーレ、3番手に1分58秒954で久川鉄平が続いた。

奥貫 翔は1分59秒561で6番手、ジーン・健人・ターナーは2分00秒382で14番手。

FIM WCR
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)は、午前中にFP、午後にスーパーポールを行なった。スーパーポールは気温30度、路面温度42度のドライコンディションで争われ、ビアトリス・ネイラ(ヤマハ)が1分53秒526で2戦連続のポールポジションを獲得。2番手に1分53秒866でマリア・エレーラ(ヤマハ)、3番手に1分54秒120でクロエ・ジョーンズ(ヤマハ)が続いた。

SBK第8戦ハンガリー SBK1日目フリー走行総合 リザルト

1 サム・ロウズ(ドゥカティ) 1分39秒528 FP2
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW) 1分39秒743 FP1
3 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ) 1分40秒142 FP2
4 イケル・レクオナ(ホンダ) 1分40秒368 FP2
5 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分40秒484 FP2
6 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分40秒551 FP1
7 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 1分40秒563 FP2
8 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 1分40秒568 FP1
9 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分40秒626 FP1
10 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ) 1分40秒657 FP2
11 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分40秒667 FP2
12 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 1分40秒669 FP2
13 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分40秒746 FP2
14 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 1分40秒814 FP1
15 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 1分40秒869 FP2
16 ジョナサン・レイ(ヤマハ) 1分40秒908 FP2
17 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分40秒923 FP2
18 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 1分41秒107 FP2
19 ティト・ラバット(ホンダ) 1分41秒430 FP2
20 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 1分41秒559 FP2
21 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 1分41秒676 FP2
22 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ) 1分41秒938 FP2
23 ザクワン・ザイディ(ホンダ) 1分43秒519 FP2