2025年シーズンのSSP(スーパースポーツ世界選手権)でランキングトップにつけるステファノ・マンジが、2026年シーズンにSBK(スーパーバイク世界選手権)にステップアップすることが、7月29日にヤマハ・モーターヨーロッパより発表された。
マンジは2026年よりGYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチームからSBKに参戦。7月24日に契約更新が発表されているレミー・ガードナーがチームメイトとなり、ヤマハYZF-R1を駆る。
イタリア出身、26歳のマンジはレッドブル・MotoGPルーキーズカップで2013年と2014年にランキング3位を獲得。その後、世界グランプリのMoto3、Moto2クラスに参戦し、2022年よりSSPに転向。2022年にランキング6位を獲得後、2023年にヤマハに移籍すると、2023年、2024年と2年連続でランキング2位を獲得。今シーズンはヤマハYZF-R9にマシンをスイッチすると、第8戦ハンガリーラウンド終了時点で、ランキング2位に59ポイント差をつけてチャンピオンシップをリードしている。
「GYTR GRTヤマハ・ワールドSBKチームからSBKに参戦することが決まり、とてもうれしく、誇りに思う。これは夢見ていたステップ。常にトップクラスで戦いたいと願っていた。2023年にヤマハでのキャリアをスタートし、毎年懸命に戦い、素晴らしい結果を残し、シーズンごとに進歩を遂げてきた。ヤマハとプロジェクトを継続できることに興奮している。今年はR9で新たなプロジェクトをスタートさせ、順調に進んでいる。ヤマハとの関係を継続し、新たな挑戦に臨めることがとてもうれしい。今年初めにSBKマシンを走らせたときは楽しかったので、来シーズンのスタートが本当に楽しみだ。今は、シーズン終了までパタ・ヤマハ・テン・ケイト・レーシングチームのために、SSPで最高のパフォーマンスを発揮することに集中している」とマンジ。