SEV杯Let’sレン耐筑波真夏の6時間耐久レース

開催日:2025年7月20日(日)
開催場所:茨城県・筑波サーキット コース1000
天気:晴れ
気温:33℃

<開催クラス>
6時間耐久
・マイスタークラス:3台
・GROM5クラス:18台
・GROM4クラス:17台
参加チーム:38台
参加人数:178名

梅雨のない北海道を除くすべての地点で梅雨明けとなり、夏休みのスタートともいえる海の日の三連休の中日となった2025年7月20日、筑波サーキットTC1000で夏恒例の『真夏の6時間耐久』レン耐が開催となった。二日前に関東地方も梅雨明けしており、この日の天候はもちろん晴れ、全く雨の心配もない一日となり気温もどんどんと上昇していった。

6時間耐久レース

早朝から多くの参加者が集まり、午前7時45分から8名を対象にした初心者講習の走行がスタート、さらに午前8時30分からブリーフィング、そして20分間のフリー走行の後、各チーム撮影、そして記念撮影が行われ、ル・マン式スタートで『真夏の6時間耐久レース』は予定通り午前10時にスタートとなった。

このスタートで真っ先に飛び出していったのが『#18 モトクラッチNO.1』と『#19 モトクラッチNO.2』の同じチームの2台。しかし、2台によるレースリードはわずか5分、インフィールドコーナー2つ目で18号車が転倒を喫したことで終わり。そして18号車に代わって2番手に浮上した『#11 ともっちと愉快な仲間たち』と19号車によるトップを争う展開からスタートした。

その後は早めにピットインを繰り返すチームも多くレースは混とんとしていく。1時間を経過した時点でトップであったのは『#40 浜ッシュ』だったが、その7分後に最終コーナーで転倒をしていたのがまさかのその40号車。ここでFCY(フルコースイエロー)が出され、全車がペースダウン。その後もレーススタート時にトップ争いを行っていた『#19 モトクラッチNO.2』が転倒しここでもFCYが出されることに。最終的にはこの日、都合4回のFCYが出されることになった。

今回の6時間レースでは、ミニゲームはピットイン5回に1回課される。また、筑波コース1000ではおなじみの『追い越し禁止ゾーン』も設定された。5コーナー入口から6コーナー立ち上がり(S字コーナー)の区間がそれで、違反した場合は、1回に付き1周減算。3回でチームを呼出し、合計5回で失格という厳しいペナルティが科されることとなる。

また、恒例のダブルペリア式ハンデは全クラスが対象となり、レース時間の半分を過ぎたところで全チーム立会いの下でハンデを決めることになる。ただ、今回新たにマイスタークラスには最大ハンデが107%上限となるルールが導入された。レン耐で採用されているダブルペリア式ハンデは、ただ速ければ良いのではなく、このハンデによって勝敗がわからなくなる面白さがある。しかし、速さも強さも拮抗しているマイスタークラスならば、この運による勝敗の部分を少なくしてもその争いが面白くなる可能性もあるといえる。そんなことからの採用である。

今回もレースを折り返した午後1時過ぎ、ダブルペリアのハンデ決めのため全チームの代表者が集められた。レース時間を3時間経過した時点での順位はトップはマイスタークラスの『#2 どこどこツインズ(201周)』、Grom4クラス『#44 ユウヤジャパン』が200周で総合2位、総合3位にはGrom5クラスの『#14 P4RACING(200周)』が入り、上位3位を各クラスのトップが分け合う形で並んでいた。

ここで各クラスごとにサイコロを振って、その順位に該当するチームの周回数とトップとの差に1.5倍かけた周回数を追加することになる。Grom4クラスでは『11』の目が出てクラス11位を走行していた『#38 team the Voice B』が188周だったことから、トップとの周回数差は12周となり、これの1.5倍である最大18周のハンデが加えられることに。同様にGrom5クラスは最後尾となる『#30 ASAPレーシング』のチーム代表者が振ったサイコロは『6』。ということで、クラス6位を走行していた『#20 Team ITF』との周回数差5周が基準となり、最大8周が6番手以降のチームに付与された。マイスタークラスでは最後尾となる『#1 TeamPRIDEONE』のチーム代表がサイコロを振り11周のボーナスをゲットした。

マイスタークラスの『#3 RT ザ 青梅』と『#2 どこどこツインズ』、そして『#11 ともっちと愉快な仲間たち』ら常連強豪チームに、『#44 ユウヤジャパン』、『#14 P4RACING』といったチームも加わっての上位争いが展開されていくが、後半になってがくんとペースダウンするチームや、終盤になってマシンをピットに戻し、完走できるぎりぎりまでピットで待って再スタートする作戦に切り替えるチームも出てきた。今回の使用燃料については、タンク満タン+全クラス4リットルの追加給油という形となり、各チームが序盤からペース良く走ってきたわけだがレースも後半になって、各チームの作戦が効いてくることになるのだ。

そしてレースは6時間を経過し、『#3 RT ザ 青梅』が410周を走り切り、トップチェッカーを受けた。午後4時のチェッカーを前にコース上に止まってしまう車両も続出し、走行車両がチェッカーを受けた後、結果5台が手押しでチェッカーを受け、この激戦を締めくくった。

その後ダブルペリアのハンデ周回の付与や、『おもいやり(追い越し禁止)ゾーン』無視のペナルティが加味され正式結果が出て、表彰式が行われた。

マイスタークラスを優勝したのは『#3 RT ザ 青梅』であった。今回は『RT ザ 青梅』と言いながらも『どこどこツインズ』から1名、『■TeamYSR』から2名が加わった計5名の混成チームでの参戦。「今回は寄せ集めのチームでしたが、皆レベルも高いですし、きっちりガソリンを使い切れたのが勝因ですね。ダブルペリアの107%ルールですか? よくわからないですね〜、いずれ理解していきます」とのことであった。

Grom5クラスでは、今回全日本ロードレース選手権ST600クラスに参戦中の徳田 翔選手(No.31 MOTO BUM HONDA)をゲストとして招き「団長が肩腱板断裂のため参戦できないので代打として来てもらいました。ここ一発という時に速さを見せてもらってあとは燃費走行をお願いしました」という『#9 イケイケ団』が優勝した。ラスト1分半でガス欠を起こしたものの、無事にクラス優勝を飾ることができた。

17周の大量ハンデを武器に最終的にGrom4クラスを制したのは『#42 teamAGNES』。アグネス・チャンから取ったというチーム名だが、中学と高校の仲間で結成された若者のチームであった。

正式結果は次のとおりです。

マイスタークラス
1位 #3  RTザ青梅 414周
2位 #1 TeamPRIDEONE 414周
3位 #2 どこどこツインズ 404周

GROM5クラス
1位 #9 イケイケ団 409周
2位 #11 ともっちと愉快な仲間たち 404周
3位 #15 チームインプスレーシング 403周

GROM4クラス
1位 #42 teamAGNES 404周
2位 #38 team the Voice B 403周
3位 #33 チームIVY 399周

人生初レース
1位 #44 ユウヤジャパン 396周
2位 #46 サカモトレーシング 392周
3位 #39 三鷹大サーカス 389周

特別賞
#17 ちちぶバイク部とそのなかまたち
若者グループで元気よく参戦。おまけにこの日が誕生日だった選手もいるということでの選択だったが、残念ながら表彰のタイミングですでに会場を後にしていたようで、受賞ならずでした。