徳留真紀が、全日本ロードレース選手権第5戦オートポリスにスポット参戦することが分かった。
2024年11月に右膝関節の手術を行ない、長期のリハビリ期間が必要なことから、今シーズンは自身のレース活動を行なっていなかった徳留。膝関節の修復のために大腿骨を切るという大手術だった。
「20年前に筑波サーキットで右膝がぐちゃぐちゃになるほどの骨折をしたんです。それからレースに支障はあったものの、シーズンの途中で走らなくなるようなことはしたくなかったから、昨年までだましだましやり過ごしてきました。でも関節は痛んでいたので、今年はフル参戦をやめて手術を行ないました」
今はようやく筋力が戻り、ランニングもできるようになった。先日はミニバイクで練習も行なったという。鹿児島県出身の徳留。地元の九州オートポリスでレース復帰することに決めた。
「長いレース人生で、半年以上レースに出ないという状況は今回が初めてでした。まだプレートが入っているので、転倒したときのリスクはありますが、オートポリスともてぎは相性がよく、勝率もいいのでイメージはいいです。地元で応援してくれる方々も大勢いますからね」
2025シーズンは、18歳の井利元新が走るPlanBee Racing MTRの監督を務めており、「僕が参戦することで、若い子にも刺激を与えられたらなって思っています」と話す。2024シーズンをもって全日本フル参戦の活動を終了した徳留だが、「引退した訳ではありませんよ!」と、昨年の最終戦以来となる全日本参戦を、ファンだけでなく徳留自身も楽しみにしている。
全日本ロードレース選手権第5戦
スーパーバイクレースin九州
日程:9月13日(土)、14日(日)
会場:オートポリス(大分県日田市上津江町上野田1112-8)