MotoGP第14戦ハンガリーMoto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、ハンガリーのバラトン・パーク・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午前9時)から35分間で行なわれたフリー走行1は、気温20度、路面温度24度、湿度72%、曇りのドライコンディション。ヨーロッパ最大級の湖、バラトン湖畔に位置するバラトン・パーク・サーキットでは、風速10km/hを超える風が吹いていた。

この走行では、トップは1分40秒070を記録したルーキーのグイド・ピニ(KTM)。2番手に1分47秒335でデニス・フォッジャ(KTM)、3番手アンヘル・ピケラス(KTM)1分47秒524。山中琉聖(KTM)は7周目の記録1分48秒750で14番手。1コーナーで接触、ピニを巻き込む転倒もあった古里太陽(ホンダ)は、両者大きなケガはなく、12周目の記録1分48秒804で15番手。

日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から35分で開催されたプラクティスは、気温25度、路面温度38度、湿度37%、風速15km/hを超える風があり、青空も見えていた。9コーナーと17コーナーで2度の転倒を喫したジョエル・ケルソ(KTM)を始め、ピケラス、ムニョスら多くが初めてのコースで転倒、イエローフラッグが多かった。

序盤、5周目に1分46秒821を記録し、最初に1分46秒台を出したマキシモ・キレス(KTM)が、9周目1分46秒758、終盤14周目1分46秒448を記録、トップタイムだった。2番手は、13周目1分46秒745を記録したバレンティン・ペローネ(KTM)。3番手は12周目1分46秒856を出したピニ。33年ぶりに開催されるハンガリーGP、初めてMotoGPが開催されるバラトン・パークで、トップ3が全員ルーキーだった。4番手ピケラス、5番手ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、6番手がホンダ勢トップでアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)。7番手ダビド・ムニョス(KTM)、8番手フォッジャ、9番手ジェイコブ・ルールストン(KTM)。

山中は15周目1分47秒398を記録して10番手だった。明日の予選はQ2からスタートできる。古里は、14周目の記録1分47秒884で15番手。14番手のリカルド・ロッシ(ホンダ)とは0.147差でQ2スタートを逃した。トップから10番手の山中までが0.950差、15番手の古里まででも1.436という僅差のプラクティスだった。

明日は日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)からフリー走行2が行なわれ、日本時間午後7時45分(現地時間午後12時45分)から予選Q1、引き続き日本時間午後8時10分(現地時間午後1時10分)からQ2がそれぞれ15分間で開催される。

MotoGP第14戦ハンガリーMoto3プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 マキシモ・キレス KTM 1分46秒448 P
2 バレンティン・ペローネ KTM 1分46秒745 P
3 グイド・ピニ KTM 1分46秒856 P
4 アンヘル・ピケラス KTM 1分46秒870 P
5 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分46秒999 P
6 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分47秒074 P
7 ダビド・ムニョス KTM 1分47秒209 P
8 デニス・フォッジャ KTM 1分47秒260 P
9 ジェイコブ・ルールストン KTM 1分47秒287 P
10 山中琉聖 KTM 1分47秒398 P
15 古里太陽 ホンダ 1分47秒884 P