全日本RR第4戦もてぎのST600クラス予選は長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)が制した。
セッション開始時に気温が32度と厳しい状況でのアタック合戦がスタート。長尾は3周目に1分54秒071をマークしてリーダーボードのトップに立つ。藤田哲弥(TN45RacingTeam)、小田喜阿門(SDG Team HARC-PRO. Honda)、高橋匠(KAWAKEN GBSracing)が1分54秒台後半のタイムで続く。ここに小山知良(JAPAN POST Honda RACING TP)、南本宗一郎(AKENO SPEED・YAMAHA)も加わり1分54秒台後半にひしめき合う。
タイミングを見計らっていたかのように、各車のタイムアタックが終わったころ、伊達悠太(AKENO SPEED・MAVERICK)が1分54秒131と2番手に浮上。菅原陸(HokenSyokunin GarageL8.RT)は1分54秒台後半の接近戦に加わる。
セッション後半はタイムアタックする者はなく、長尾のポールポジションが決定。伊達が2番手に続きヤマハがワンツー。3番手にホンダ勢の藤田が入り、フロントロウを獲得した。
●ポールポジション/長尾健吾(TEAMKENKEN YTch)
「まずは予選でしっかりタイムを出して『あいつ今回は速いな』って思わせるのがまず重要かなと思っていたので、ポールポジションが取れたことはすごいよかったです。タイムは1分53秒真ん中をねらっていたので、正直、まだ足りないところはあるし、少し悔しい部分もあります。うれしいけれど内容はもうちょっと詰めたかったかなっていうのが正直なところです」
「筑波ラウンドでST600が行なわれなくなってから、もてぎが地元という立ち位置になっています。相性がいいと思ったことはありませんが、結果は残ることが多いです。予選中もコンディションに苦しみましたが、決勝に向けてもう少し精度を上げられないかチームと相談して、明日は淡々とレースを作っていければいいなと思います」