全日本ロードレース第4戦ST1000レース1は羽田太河(Astemo Pro Honda SI Racing)が優勝した。
12周のレース。ホールショットを奪ったのは羽田。國峰啄磨(TOHO Racing)、亀井雄大(RTJapan M Auto and Kamechans)と続く。羽田がそのままオープニングラップを制すると、レースをリード。國峰は羽田の背後につけ、亀井の背後には村瀬健琉(Team TITANTKR SUZUKI)、西村硝(JAPAN POST Honda RACING-TP)がつける。
羽田はファステストラップをたたき出しながら逃げを打つ。國峰は単独2番手走行の様相。西村が4周目終わりのコントロールライン手前で3番手集団のトップに出ると、國峰との差を詰め始める。その間に羽田は大きなアドバンテージを築いてトップ独走体制に移行。
レース中盤。國峰と西村の2位争いが激化。7周目に西村が國峰を捕らえた。國峰は反撃できず、そのまま西村の背後で周回を開始。
10周目、西村がまさかの転倒。これで國峰は2番手奪還。そのまま羽田が優勝。國峰が2位フィニッシュ。亀井が3位表彰台を得た。

●優勝/羽田太河(Astemo Pro Honda S I Racing)
「楽勝でした。予定どおりです。決勝前にいきなりデータロガーが壊れてしまったので、レース中は自分のタイムが分からず、とりあえず全力で攻めていました。優勝できてうれしいです。今シーズンは鈴鹿8耐も含めてストレスの溜まるレースばかりだったので、やっとストレス発散できたなって感じです。ここから勝ちまくりたいです」

●2位/國峰啄磨(TOHO Racing)
「今週は金曜日に2回も転倒してしまい、今日は表彰台に上がれればいいなって思っちゃうくらいの状況でした。その中で、ラッキーもありましたが表彰台に上がることができ、レースを走り切ることができました。明日に向けて少しは前進したのかなと思うので、明日も頑張るだけです」

●3位/亀井雄大(RTJapan M Auto and Kamechans)
「ドライの決勝レース周回は今シーズン初だったので、ロングランが厳しいのは分かっていました。でもちゃんと走りきって、表彰台にも乗ることができたので、最低限のポイント差で済みました。今日は羽田選手と國峰選手の後ろで走ることができ、自分に足りない部分も見ることができたので、明日は楽させないように頑張りたいです。明日は今日より暑くなりそうだし周回数も長くなるので、転倒だけは注意して、オートポリスにつながるようしっかり走りたいです」