MotoGP第14戦ハンガリーMoto2クラス3日目、決勝が日曜日、ハンガリー、バラトン・パーク・サーキットで開催された。日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から22周で開催された決勝は、気温20度、路面温度40度、湿度32%、晴れ渡ったドライコンディション。
スタートは3番グリッドのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がホールショットを奪ったものの、2コーナー立ち上がりで4番グリッドスタートのジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がトップを奪う。後方では、セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)、國井勇輝(カレックス)、マルコス・ウリアテ(ボスコスクーロ)、ダリン・ビンダー(カレックス)が絡む事故があり、國井とウリアテはリタイア。ビエッティとビンダーはピットに戻り再スタートした。イザン・グエバラ(ボスコスクーロ)はジャンプスタートで、ダブルロングラップを科された。
先頭は3周目までディクソンが抑えたものの、4周目にディオゴ・モレイラ(カレックス)がディクソンを抜いてトップに立つ。6周目には、ゴンザレスもディクソンを捉え、ディクソンは3番手。その後ろにアロン・カネト(カレックス)、コリン・ベイヤー(カレックス)、アドリアン・ウエルタス(カレックス)、ダビド・アロンソ(カレックス)、佐々木歩夢(カレックス)、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)、フィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)のトップ10で続いた。8周目には、再スタートしていたビンダーがピットイン、リタイア。
12周目、アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が8コーナーで転倒、リタイア。13周目には、再スタートしていたビエッティもピットイン、リタイア。15周目に入ると、テイルtoノウズで2番手に着けていたゴンザレスがトップのモレイラを捉え先頭に立った。この時点で、アロンソは5番手まで順位を上げていた。アロンソはその後、19周目にディクソンも捉え4番手へ浮上。残り2周となった21周目にモレイラも抜いて2番手へ。11番手を走行していた佐々木は、転倒、リタイア。
ゴンザレスがトップで迎えた最終ラップ、9-10コーナーのシケインでアロンソがゴンザレスも捉えトップに立つと、モレイラも続いて2番手浮上。トップはアロンソ、2位モレイラ、3位ゴンザレスでチェッカーとなった。アロンソはコロンビア人初のMoto2優勝。2位モレイラとの差は0.174。3位ゴンザレスとの差は0.305という三つ巴の最終ラップだった。4位ディクソン、5位ベイヤー、6位カネト、7位ウエルタス、8位サラッチ、9位オルガド、10位イバン・オルトラ(ボスコスクーロ)。優勝したアロンソを含めトップ10にMoto2ルーキーが5人。
年間ポイントは、1番手ゴンザレス204、2番手カネト179、3番手モレイラ173、4番手バリー・バルタス(カレックス)147、5番手ディクソン132、6番手ビエッティ106、7番手デニス・オンジュ(カレックス)100、8番手アルベルト・アレナス(カレックス)96、9番手セナ・アギウス(カレックス)93、10番手マルコス・ラミレス(カレックス)89。残り8戦、Moto2クラスはまだまだチャンピオンの行方が分からない。
2週間後の9月5日、金曜日からは第15戦カタルニアGPが始まる。
MotoGP第14戦ハンガリーMoto2決勝 |
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順位 | ライダー | 車両 | トップ差 |
1 | ダビド・アロンソ | カレックス | |
2 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 0秒174 |
3 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 0秒305 |
4 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 0秒876 |
5 | コリン・ベイヤー | カレックス | 1秒344 |
6 | アロン・カネト | カレックス | 2秒608 |
7 | アドリアン・ウエルタス | カレックス | 3秒984 |
8 | フィリップ・サラッチ | ボスコスクーロ | 6秒462 |
9 | ダニエル・オルガド | カレックス | 8秒126 |
10 | イバン・オルトラ | ボスコスクーロ | 9秒015 |
RT | 佐々木歩夢 | カレックス | – |
RT | 國井勇輝 | カレックス | – |