MotoGP第15戦カタルニアMoto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、スペイン東部、カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後4時(現地時間午前9時)から35分間で行なわれたフリー走行1は、気温20度、路面温度41度、湿度66%、風は強くなく、部分的に雲の多いドライコンディション。オランダGP決勝の事故によるケガで欠場が続いていたルカ・ルネッタ(ホンダ)が今大会から復帰した。
この走行では、ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が1分47秒483を記録し、トップタイムだった。2番手は、インタクトGPと2026年以降の複数年契約を発表したダビド・ムニョス(KTM)で1分47秒671。3番手はホンダ勢トップのアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)1分48秒007。4番手は日本の波と桜をバルセロナのタイルでデザインしたスペシャルヘルメットで今大会参戦している山中琉聖(KTM)、記録は14周目の1分48秒070。古里太陽(ホンダ)は10周目の1分49秒411で21番手だった。
日本時間午後8時15分(現地時間午後1時15分)から始まったプラクティスは、気温27度、路面温度41度、湿度50%、かなり晴れ間がみえてきたドライコンディション。序盤、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が3周目1分48秒174でトップとなる。アルマンサは中盤に入り、11周目1分47秒865、12周目1分47秒840とトップタイムを更新。7周目に1分48秒324を記録した古里は、一時3番手タイムとなった。
終盤を迎え、フェルナンデスと古里は少し早めにピットアウトし、単独走行を好んでタイムアタックをしているようだった。残り10分を迎えると続々とコースイン。ポジショニング争いもある中、5コーナーでコーマック・ブキャナン(KTM)が転倒。その後も8コーナーでタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)の代役で参戦しているアルビ・アディタマ(ホンダ)が転倒。イエローフラッグが出され、難しい状況での最終タイムアタックとなった。
結果は13周目1分47秒584を記録したバレンティン・ペローネ(KTM)がトップタイム。2番手には最終ラップとなった13周目に1分47秒680を記録したムニョス。3番手は最終14周目1分47秒779を記録したアルマンサ。トップ10にアルマンサ、リカルド・ロッシ(ホンダ)、ルネッタのホンダ勢が3名入った。古里は7周目の1分48秒324の記録のまま13番手。14番手までのライダーには明日の予選Q2スタートの権利があり、古里はQ2スタート。山中は17周目1分48秒709を記録して18番手。明日はQ1スタートとなった。トップから18番手の山中まで、タイム差は1.125。
Moto3クラスは、明日、日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間のフリー走行2が行なわれ、日本時間午後7時45分(現地時間午後12時45分)から15分間で予選Q1が開催される。続いて日本時間午後8時10分(現地時間午後1時10分)から同じく15分間のQ2が開催される。
MotoGP第15戦カタルニアMoto3プラクティス |
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順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
1 | バレンティン・ペローネ | KTM | 1分47秒584 | P |
2 | ダビド・ムニョス | KTM | 1分47秒680 | P |
3 | ダビド・アルマンサ | ホンダ | 1分47秒779 | P |
4 | グイド・ピニ | KTM | 1分47秒961 | P |
5 | マキシモ・キレス | KTM | 1分48秒045 | P |
6 | ジェイコブ・ルールストン | KTM | 1分48秒049 | P |
7 | ジョエル・ケルソ | KTM | 1分48秒164 | P |
8 | ホセ・アントニオ・ルエダ | KTM | 1分48秒168 | P |
9 | リカルド・ロッシ | ホンダ | 1分48秒177 | P |
10 | ルカ・ルネッタ | ホンダ | 1分48秒182 | P |
13 | 古里太陽 | ホンダ | 1分48秒324 | P |
18 | 山中琉聖 | KTM | 1分48秒709 | P |