MotoGP第15戦カタルニアMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、スペイン東部、カタルニア・サーキットで開催された。ケガで欠場が続いていたマリオ・アジ(カレックス)が今大会から復帰。

日本時間午後4時50分(現地時間午前9時50分)から40分で行なわれたフリー走行1は、気温21度、路面温度41度、湿度64%、雲の多いドライコンディション。風速6km/hほどの風があるときもあった。このセッションでは、Moto2ルーキーのダニエル・オルガド(カレックス)が1分42秒306を記録しトップタイムだった。2番手は、バリー・バルタス(カレックス)で1分42秒453。ポイントリーダーで、来期もインタクトGPからMoto2参戦が決まったマニュエル・ゴンザレス(カレックス)は1分42秒473で3番手。佐々木歩夢(カレックス)は7周目の記録1分43秒655で23番手。國井勇輝(カレックス)は7周目に記録した1分44秒584で27番手。

日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から始まったプラクティスは、気温28度、路面温度41度、湿度47%、部分的に雲は残るものの、かなり晴れたドライコンディション。ピット内で扇風機を抱えるライダーも居るほど暑いくらいの天候の中、序盤は2周目でイザン・グエバラ(ボスコスクーロ)が記録した1分42秒377がトップタイムだった。佐々木は2周目1分43秒017を記録し、一時7番手。

中盤には、デニス・オンジュ(カレックス)の代役参戦ダニエル・ムニョス(カレックス)が7周目に1分42秒396を記録、3番手タイムを出すと、13周目には1分42秒346を記録して2番手まで上がった。直後、Moto2ルーキーでムニョスと同じチームのコリン・ベイヤー(カレックス)が13周目に1分42秒331で2番手タイムを更新。その後、ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が14周目に1分42秒277を記録して2番手タイムとなった。

終盤に入り、オルガドが12周目1分42秒219を記録し、グエバラのトップタイムを更新した。更に終了間際、アロン・カネト(カレックス)が14周目に1分42秒168でトップタイムを記録。カネトが1番手となった。2番手オルガド。ディクソンは14周目のラップタイムのままで3番手。13周目1分42秒987を記録、1分42秒台に入れた佐々木は21番手。國井は2周目の1分43秒513で29番手。トップから10番手ゴンザレスまでのタイム差は0.212、21番手の佐々木までの差が0.819、29番手の國井まででも1.345という僅差のプラクティスだった。

明日、トップから14番手までのライダーは予選Q2からスタートできる。佐々木、國井はQ1から参戦する。Moto2クラスは、明日、日本時間午後4時25分(現地時間午前9時25分)から30分のフリー走行2があり、日本時間午後8時40分(現地時間午後1時40分)から予選Q1が始まる。続いて、プラクティスのトップ14までのライダーに加え、予選Q1のトップ4名のライダーによる予選Q2が日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から15分間で開催される。

MotoGP第15戦カタルニアMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 アロン・カネト カレックス 1分42秒168 P
2 ダニエル・オルガド カレックス 1分42秒219 P
3 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分42秒277 P
4 ダニエル・ムニョス カレックス 1分42秒320 P
5 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分42秒327 P
6 コリン・ベイヤー カレックス 1分42秒331 P
7 イバン・オルトラ ボスコスクーロ 1分42秒368 P
8 ジョー・ロバーツ カレックス 1分42秒375 P
9 イザン・グエバラ ボスコスクーロ 1分42秒377 P
10 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分42秒380 P
21 佐々木歩夢 カレックス 1分42秒987 P
29 國井勇輝 カレックス 1分43秒513 P