ブラッド・ビンダーがトップ、2番手ペドロ・アコスタ、3番手アレックス・マルケス、小椋10番手【MotoGP第15戦カタルニアMotoGPプラクティス】

MotoGP第15戦カタルニアMotoGPクラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、スペイン東部、カタルニア・サーキットで開催された。今大会は、アレイシ・エスパロガロ（ホンダ）が日本のコミック風デザインのスペシャルヘルメットでワイルドカード参戦。ケガで長期欠場していたソムキャット・チャントラ（ホンダ）も復帰。

日本時間午後5時45分（現地時間午前10時45分）から45分間で行なわれたフリー走行1は、気温23度、路面温度41度、湿度60％、雲の多いドライコンディション。この走行トップは1分38秒979を出したペドロ・アコスタ（KTM）だった。2番手は、来年の鈴鹿8耐参戦を含む、2027年までのLCRホンダとの契約が決まったヨハン・ザルコ（ホンダ）1分39秒074。ポイントリーダーの地元ヒーロー、マルク・マルケス（ドゥカティ）は3番手1分39秒198。小椋藍（アプリリア）は15周目に記録した1分39秒920で14番手だった。

日本時間午後10時（現地時間午後3時）から1時間で開催されたプラクティスは、気温28度、路面温度41度、湿度47％、雲はあるものの青空が広がるドライコンディション。序盤は、アレックス・マルケス（ドゥカティ）、アコスタ、ルカ・マリーニ（ホンダ）、マルク・マルケスらの記録で目まぐるしくトップタイムが入れ替わった。中盤もほとんどのライダーは周回を重ねる中、前戦、肩の痛みで途中欠場となったマーベリック・ビニャーレス（KTM）は、ピットイン時間が長く、全17周で他のライダー達に比べると5周前後少ない走行だった。

残り15分を迎える頃、エネア・バスティアニーニ（KTM）が18周目に前ミディアム後ソフト新タイヤで1分38秒972を記録しトップタイムとなる。その後、マルク・マルケスが18周目1分38秒444で、一気に0.528記録を縮めてトップタイムを記録。今度はアレックス・マルケスが20周目に1分38秒349を記録しトップとなるが、終了約3分前にアコスタが22周目1分38秒245を記録、トップへ。最後はブラッド・ビンダー（KTM）が24周目に1分38秒141を記録、歴代コースレコードで1番手となった。2番手アコスタ、３番手は24周目に1分38秒280まで記録を縮めたアレックス・マルケス。4番手マルク・マルケス、5番手マルコ・ベゼッキ（アプリリア）、6番手バスティアニーニ、7番手フランコ・モルビデリ（ドゥカティ）、8番手ザルコ、9番手マリーニ。21周目に1分38秒599を記録した小椋は10番手に入り、予選Q2スタート権を獲得。

トップ10までのタイム差は0.458。トップから19番手のホルヘ・マルティン（アプリリア）までのタイム差が0.883。最終盤に、2コーナーでザルコが転倒、バスティアニーニも激しく転倒してマシンが損傷するクラッシュがあり、イエローフラッグでラップキャンセルもあった。

明日は日本時間午後5時10分（現地時間午前9時10分）から30分、フリー走行2が行なわれ、続けて予選Q1が日本時間午後5時50分（現地時間午前9時50分）から15分で開催される。その後、プラクティストップ10ライダーとQ1のトップ2名のライダーで日本時間午後6時15分（現地時間午前11時15分）から15分間の予選Q2が始まる。更に、日本時間午後10時（現地時間午後3時）からは12周のスプリントが争われる。