SBK(スーパーバイク世界選手権)第9戦フランスラウンドが、フランスのマニクールサーキットで行なわれた。

SBKの初日のセッションは午前中のFP1がコースの一部にウエットパッチが残る状況ながらほぼドライコンディションで行なわれ、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)が1分36秒930を記録してトップに立った。

午後のFP2は気温22度、路面温度37度のドライコンディションで行なわれ、ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)が1分35秒428でセッショントップに立ち、初日を総合トップで終えた。

FP1を3番手で終えていたブレガはFP2ではラズガットリオグルとリーダーボードのトップを争い、残り10分で1分35秒428を記録すると、そのままトップでセッションを終えた。

総合2番手に1分35秒828でサム・ロウズ(ドゥカティ)が続き、サム・ロウズはFP1でも2番手につけた。総合3番手に1分35秒842でアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)。

ラズガットリオグルは1分35秒860でFP2で4番手に止まり、総合4番手で初日を終了。総合5番手に1分36秒103でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、総合6番手に1分36秒172でアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が続き、サマーブレイク中に今シーズン限りでのレギュラーライダーとしての参戦を終えることを表明しているジョナサン・レイ(ヤマハ)は1分36秒196で初日総合7番手に。

総合8番手に1分36秒414でチャビ・ビエルへ(ホンダ)が続いたが、ビエルヘはセッション序盤に15コーナーで転倒、すぐに再スタートした。総合9番手に1分36秒512でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、総合10番手に1分36秒542でレミー・ガードナー(ヤマハ)の順で続いた。

マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)が1分36秒633で総合11番手、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)が1分36秒695で総合12番手、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が1分36秒713で総合13番手、ドミニク・エガター(ヤマハ)が1分36秒734で総合14番手、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が1分36秒940で総合15番手となったが、イアンノーネはセッション終盤に13コーナーで転倒を喫した。

バハティン・ソフォグル(ヤマハ)は1分37秒007で総合16番手、アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)は1分37秒041で総合17番手、ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)は1分37秒072で総合18番手、タラン・マッケンジー(ドゥカティ)は1分37秒163で総合19番手、ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ)は1分37秒416で総合20番手、ティト・ラバット(ホンダ)は1分37秒869で総合21番手。

負傷欠場中のイケル・レクオナ(ホンダ)の代役としてセルジオ・ガルシア(ホンダ)が参戦。1分38秒065で総合22番手だった。ガルシアは今シーズンはMoto2に参戦していたものの、所属していたチームと離れ、ハンガリーGPではMoto2に代役として参戦。先週行われたSBKのアラゴンテストにホンダ・HRCから参加し、初走行となるマニクールに臨んだ。ザクワン・ザイディ(ホンダ)は1分39秒922で総合23番手。

SSP
SSP(スーパースポーツ世界選手権)のスーパーポールは気温21度、路面温度36度のドライコンディションで争われ、ジャン・オンジュ(ヤマハ)が1分39秒442でポールポジションを獲得した。

オンジュはセッション終盤の残り約8分でマシントラブルでコースサイドでストップ。その後、残り2分で赤旗となり、再開したセッションには出走できなかったものの、オンジュのタイムを上回る者はおらず、今シーズン3回目のポールポジションを獲得。

2番手に1分39秒663でFP1でトップタイムを記録していたステファノ・マンジ(ヤマハ)が続いた。3番手に1分39秒836でホームレースのルーカス・マヒアス(ヤマハ)が続き、ヤマハ勢がフロントロウを独占。

岡本裕生(ヤマハ)は1分42秒261で25番手。鳥羽海渡(ホンダ)はセッション開始早々、5コーナーでオリバー・ベイリス(トライアンフ)に接触されて転倒、マシン修復に時間がかかり、終盤の赤旗後にコースイン。わずか3周しかできなかったが、1分42秒326を記録して27番手となった。

SSP300
SSP300(スーパースポーツ300世界選手権)のスーパーポールは気温22度、路面温度36度のドライコンディションで争われ、ロリス・ベネマン(カワサキ)が1分50秒890で今シーズン初ポールポジションを獲得。ベネマンはFP1でもトップタイムを記録していた。2番手に1分51秒309でダビド・サルバドール(カワサキ)、3番手に1分51秒638でカーター・トンプソン(カワサキ)とカワサキ勢がフロントロウを独占した。

FIM WCR
FIM WCR(ウーマンズ・レーシング世界選手権)のスーパーポールは気温20度、路面温度31度のドライコンディションで争われ、クロエ・ジョーンズ(ヤマハ)が1分51秒868でポールポジションを獲得。FP1でトップタイムを記録していたマリア・エレーラ(ヤマハ)が1分51秒926で2番手、3番手に1分52秒050でルシー・ブデセル(ヤマハ)が続いた。

SBK第9戦フランス SBK1日目フリー走行総合 リザルト

1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 1分35秒428 FP2
2 サム・ロウズ(ドゥカティ) 1分35秒828 FP2
3 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 1分35秒842 FP2
4 トプラク・ラズガットリオグル(BMW) 1分35秒860 FP2
5 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 1分36秒103 FP2
6 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 1分36秒172 FP2
7 ジョナサン・レイ(ヤマハ) 1分36秒196 FP2
8 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 1分36秒414 FP2
9 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 1分36秒512 FP2
10 レミー・ガードナー(ヤマハ) 1分36秒542 FP2
11 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 1分36秒633 FP2
12 ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 1分36秒695 FP2
13 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 1分36秒713 FP2
14 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分36秒734 FP2
15 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ) 1分36秒940 FP2
16 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 1分37秒007 FP2
17 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 1分37秒041 FP2
18 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ) 1分37秒072 FP2
19 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 1分37秒163 FP2
20 ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ) 1分37秒416 FP2
21 ティト・ラバット(ホンダ) 1分37秒869 FP2
22 セルジオ・ガルシア(ホンダ) 1分38秒065 FP2
23 ザクワン・ザイディ(ホンダ) 1分39秒922 FP2