MotoGP第15戦カタルニアMoto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、スペイン東部、カタルニア・サーキットで開催された。日本時間午後4時40分(現地時間午前10時40分)から30分間で行なわれたフリー走行2は、気温19度、路面温度41度、湿度74%、少し雲が残るドライコンディション。この走行ではMoto2ルーキーのダニエル・オルガド(カレックス)が1分41秒897を記録してトップタイムだった。2番手はセナ・アギウス(カレックス)1分41秒921、3番手セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)1分42秒132。ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)は1分42秒178で4番手。佐々木歩夢(カレックス)は3周目に記録した1分42秒903で18番手、國井勇輝(カレックス)は9周目の1分43秒459で27番手だった。
日本時間午後8時40分(現地時間午後1時40分)から15分間で開催された予選Q1は、気温27度、路面温度37度、湿度46%、晴れ渡ったドライコンディション。序盤、3周目に前戦ハンガリーGPで優勝したMoto2ルーキーのダビド・アロンソ(カレックス)が1分41秒965のトップタイムを記録。終盤には、ビエッティが1分41秒780のコースレコードを記録したかと思われたが、トラックリミットを超えていてラップキャンセルとなった。
結果はトップがアロンソ、2番手はアルベルト・アレナス(カレックス)1分42秒067。ビエッティは3番手で1分42秒135。佐々木は6周目1分42秒159を記録、4番手に入った。以上4名はQ2へ進出。5番手のアレックス・エスクリグ(フォワード)と佐々木のタイム差は0.008だった。國井は6周目1分42秒608をマーク、12番手。総合では26番手となり、決勝は9列目26番グリッドスタート。
日本時間午後9時5分(現地時間午後2時5分)から15分間で争われた予選Q2は、気温28度、路面温度37度、湿度45%、風も強くなく、青空が広がるドライコンディション。開始まもなく、ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が2周目で1分41秒629のコースレコードを記録。その後、5コーナーでビエッティ、4コーナーでアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)が転倒、イエローフラッグが出された。
終盤になり、フリー走行2でもトップだったオルガドが1分41秒549を出し、ディクソンのコースレコードを更新。オルガドは、オーストリアGPでは2番手タイムを記録、1番手ゴンザレスのグリッドペナルティーのため繰り上がりでポールポジションスタートとなった事はあったが、今回、母国スペインで自身初Moto2ポールポジションを獲得。2番手ディクソン、3番手には終盤7周目に1分41秒738を記録した、Moto2ルーキーのコリン・ベイヤー(カレックス)。フロントロウにMoto2ルーキー二人というグリッドとなった。佐々木は6周目の記録1分41秒874で10番手。明日は4列目10番グリッドスタート。佐々木までのトップ10人は、セルジオ・ガルシアが昨年記録した1分41秒984の歴代コースレコードを超える記録だった。更にトップ10のタイム差は0.325、トップ18のタイム差でも0.820とMoto3クラスを上回る僅差の戦いだった。
Moto2クラス決勝は、明日、日本時間午後7時15分(現地時間午後12時15分)から21周で開催される。

MotoGP第15戦カタルニアMoto2予選 |
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順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
1 | ダニエル・オルガド | カレックス | 1分41秒549 | Q2 |
2 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 1分41秒629 | Q2 |
3 | コリン・ベイヤー | カレックス | 1分41秒738 | Q2 |
4 | アルベルト・アレナス | カレックス | 1分41秒761 | Q2 |
5 | バリー・バルタス | カレックス | 1分41秒800 | Q2 |
6 | ダニエル・ムニョス | カレックス | 1分41秒807 | Q2 |
7 | フィリップ・サラッチ | ボスコスクーロ | 1分41秒837 | Q2 |
8 | セナ・アギウス | カレックス | 1分41秒865 | Q2 |
9 | アロン・カネト | カレックス | 1分41秒871 | Q2 |
10 | 佐々木歩夢 | カレックス | 1分41秒874 | Q2 |
26 | 國井勇輝 | カレックス | 1分42秒608 | Q1 |