トップはマルク・マルケス、2番手マルコ・ベゼッキ、3番手フランコ・モルビデリ【MotoGP第16戦サンマリノMotoGPプラクティス】

MotoGP第16戦サンマリノMotoGPクラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、イタリア、ミサノのダイジロウ・カトウ通りにあるミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された。日本時間午後5時45分（現地時間午前10時45分）から45分間行なわれたフリー走行1は、気温26度、路面温度29度、湿度47％、青空が広がるドライコンディション。

前戦カタルニアGP決勝で、マーシャルの指示に従わなかったとしてフランコ・モルビデリ（ドゥカティ）は開始10分参加できないペナルティーが科されていた。そして、この走行トップタイムを出したのがモルビデリだった、記録は1分31秒342。更にモルビデリは終盤8コーナーで転倒。

2番手はファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）で1分31秒591、3番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）1分31秒596。小椋藍（アプリリア）は最終20周目1分32秒509を記録、19番手。注目が集まったヤマハV4エンジンでワイルドカード参戦のアウグスト・フェルナンデス（ヤマハ）は途中マシントラブルでストップしたものの、再スタート。13周目1分32秒537を出し21番手だった。

日本時間午後10時（現地時間午後3時）から1時間で開催されたプラクティスは、気温28度、路面温度37度、湿度46％、場所によって雲のあるドライコンディション。序盤はポイントリーダーのマルク・マルケス（ドゥカティ）が7周目に記録した1分31秒026がトップタイムだった。

それぞれ周回を重ね、終盤に入り、タイヤ交換をしたフランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）が18周目1分30秒794を記録してトップタイムを更新。その後、20周同じタイヤで周回を重ねていたマルク・マルケスが前ミディアム後ソフトのニュータイヤに交換し、22周目1分30秒480を記録し、トップタイムとなった。2番手は、26周目に1分30秒627を記録したマルコ・ベゼッキ（アプリリア）。午前トップタイムのモルビデリが、22周目に1分30秒673を記録して3番手。

バニャーヤは22周目1分30秒710まで記録を縮めて4番手。5番手には、前戦カタルニア決勝で優勝したアレックス・マルケス（ドゥカティ）。6番手ジョアン・ミル（ホンダ）、7番手ルカ・マリーニ（ホンダ）、ホンダは今大会からリアエアロとエグゾーストをアップデートしている。8番手は、チームメイトのベゼッキのスリップを使い22周目1分30秒857を記録したホルヘ・マルティン（アプリリア）。9番手ペドロ・アコスタ（KTM）、10番手ジャンアントニオ。トップから10番手までのタイム差は0.435。以上は明日の予選Q2からスタート。

小椋は23周目1分31秒688を記録し21番手、明日はQ2から参戦する。トップから21番手の小椋までのタイム差は1.208。終盤には、アウグスト・フェルナンデス、マリーニ、ラウル・フェルナンデス（アプリリア）、ジャック・ミラー（ヤマハ）ら多くの転倒があり、イエローフラッグでラップキャンセルも出た。

明日、日本時間午後5時10分（現地時間午前10時10分）から30分のフリー走行2が行なわれた後、日本時間午後5時50分（現地時間午後10時50分）から15分間、予選Q1が開催される。続けて同じく15分間の予選Q2が行なわれ、日本時間午後10時（現地時間午後3時）からは13周のスプリントも始まる。