ポールポジションはマルコ・ベゼッキ、2番手アレックス・マルケス、3番手ファビオ・クアルタラロ【MotoGP第16戦サンマリノMotoGP予選】

MotoGP第16戦サンマリノMotoGPクラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された。昨日のプラクティスで転倒のあったジョアン・ミル（ホンダ）は、今日のフリー走行2、予選Q2、スプリント全てをキャンセルし、明日の決勝に備える選択をした。

日本時間午後5時10分（現地時間午前10時10分）から30分で行なわれたフリー走行2は、気温25度、路面温度26度、湿度52％、青空が広がり、風速7km/hほどの風だった。この走行では、1番手マルコ・ベゼッキ（ドゥカティ）、2番手フランコ・モルビデリ（ドゥカティ）、3番手ルカ・マリーニ（ホンダ）がトップ3、地元出身ライダーがトップ3を独占。小椋藍（アプリリア）は5周目の1分31秒870で14番手だった。

日本時間午後5時50分（現地時間午前10時50分）から15分間で開催された予選Q1は、気温27度、路面温度29度、湿度47％、雲ひとつない好天の下で始まった。序盤はフェルミン・アルデゲールに続き、フリー走行2ではチェーンが外れるマシントラブルがあったブラッド・ビンダー（KTM）が3周目1分31秒015を記録しトップタイムとなるが、再びアルデゲールが4周目1分30秒852を記録しトップへ。続いて、ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）が4周目に1分30秒842を記録し、トップタイムとなった。クアルタラロは9周目1分30秒481まで記録を縮め、トップでQ2進出。2番手はアルデゲール、二人がQ2へ進出した。

3番手には7周目に1分30秒944を記録したミゲール・オリベイラ（ヤマハ）が入った。4番手はラウル・フェルナンデス（アプリリア）、5番手は8周目に1分30秒977を記録した小椋。ラウルとは同じ記録だったが、2番目に速いタイム差で5番手となった。

日本時間午後6時15分（現地時間午前11時15分）から15分間で争われた予選Q2は、気温27度、路面温度31度、湿度47％、晴れ渡ったドライコンディション。序盤3周目に1分30秒222を記録し、アレックス・マルケス（ドゥカティ）がトップタイムとなるが、終了間際、ベゼッキが、チームメイトのホルヘ・マルティン（アプリリア）のスリップも使い8周目1分30秒134を記録して、ポールポジションを獲得。2番手アレックス・マルケスで、ベゼッキとの差は0.088だった。3番手はQ1から進出のクアルタラロ、9周目1分30秒228を記録した。

4番手に1分30秒352をマークしたマルク・マルケス（ドゥカティ）。5番手モルビデリで1分30秒383。6番手はホンダ移籍後、ベストグリッドとなったマリーニで1分30秒390。7番手はファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）1分30秒395。4番手以降4人が1分30秒3台を記録。

8番手フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）1分30秒414。9番手は序盤、14コーナーで転倒のあったペドロ・アコスタ（KTM）1分30秒616。P.P.のベゼッキから9番手アコスタまでは0.352差。10番手アルデゲール1分30秒616、11番手マルティン1分30秒981、トップのベゼッキとマルティンの差は0.847。

この後、日本時間午後10時（現地時間午後3時）からは13周のスプリント、明日は日本時間午後4時40分（現地時間午前10時40分）からウオームアップ走行が10分間行なわれ、日本時間午後9時（現地時間午後2時）から27周の決勝が開催される。最前列は3メーカー、3列目までに5メーカー全てが揃った。小椋は、5列目15番グリッドスタートとなる。