MotoGP第16戦サンマリノMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、イタリア、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催された。日本時間午後3時40分(現地時間午前8時40分)から30分間行なわれたフリー走行2は、気温21度、路面温度18度、湿度68%、曇ったドライコンディション。晴れ間も見え始め、朝早くから8コーナーの丘にはレジャーシートを敷いて1日中サーキットを楽しむ準備をする観客が既に陣取っていた。

この走行では、1分40秒487を記録したダビド・ムニョス(KTM)がトップタイムだった。2番手はポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、3番手がルエダを64ポイント差で追うアンヘル・ピケラス(KTM)。山中琉聖(KTM)は17周目1分41秒312を記録して12番手、古里太陽(ホンダ)は10周目1分41秒334を記録し13番手だった。

日本時間午後7時45分(現地時間午後12時45分)から15分で争われた予選Q1は、気温27度、路面温度35度、湿度50%、一部雲があるドライコンディション。午前より風が少し強かった。このセッションのトップは1分41秒398を記録したルシェ・モードレー(KTM)。2番手は昨日、マシントラブルによりプラクティスの走行が4周で終わっていたアルバロ・カルペ(KTM)。3番手はルカ・ルネッタ(ホンダ)、4番手ステファノ・ネパ(ホンダ)。以上4名がQ2へ進出。

日本時間午後8時10分(現地時間午後1時10分)から15分間で開催された予選Q2は、気温27度、路面温度36度、湿度50%、少し雲が増えたドライコンディション。最初に1分40秒807で1分40秒台を記録したのは、ジェイコブ・ルールストン(KTM)だった。中盤に入る頃、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が転倒、スライドしたマシンを避け切れずグイド・ピニ(KTM)も転倒。イエローフラッグが出された。

トップタイムは、ムニョス、バレンティン・ペローネ(KTM)、ルエダらが更新し、終盤6周目1分40秒328まで記録を伸ばしたルーキーのペローネが今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手ジョエル・ケルソ(KTM)、3番手ルールストン、トップがアルゼンチン、2番手3番手がオーストラリア出身ライダー。トップ3にヨーロッパ出身ライダーが居ない予選となった。古里は6周目1分40秒527で7番手、山中は5周目1分40秒583で8番手だった。

明日は、日本時間午後6時(現地時間午前11時)から20周の決勝が始まる。古里は3列目7番、山中は3列目8番グリッドからスタートする。

MotoGP第16戦サンマリノMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 バレンティン・ペローネ KTM 1分40秒328 Q2
2 ジョエル・ケルソ KTM 1分40秒353 Q2
3 ジェイコブ・ルールストン KTM 1分40秒420 Q2
4 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分40秒438 Q2
5 ダビド・ムニョス KTM 1分40秒440 Q2
6 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分40秒508 Q2
7 古里太陽 ホンダ 1分40秒527 Q2
8 山中琉聖 KTM 1分40秒583 Q2
9 マキシモ・キレス KTM 1分40秒605 Q2
10 アルバロ・カルペ KTM 1分40秒763 Q2