MotoGP第17戦日本Moto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが9月26日、金曜日、栃木県、モビリティー・リゾート・もてぎで開催された。フリー走行1の開始時間は午前9時という早い時間からのスタートにも関わらず、もてぎでは朝から熱心なファンが見守っていた。

35分間で行なわれたこのセッションは、気温27度、路面温度34度、湿度59%、雲はあるものの晴れ間の広がるドライコンディション。この走行では、アウグスト・フェルナンデス(ホンダ)が1分55秒947でトップタイムだった。2番手はアンヘル・ピケラス(KTM)1分55秒972、ポイントリーダーのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)は1分55秒990で3番手。

昨日、2026年シーズンもフリンサ・MTヘルメット・MSIで走ることが発表された山中琉聖(KTM)は12周目に1分56秒606を記録、8番手。古里太陽(ホンダ)は11周目に1分57秒094を出して14番手。

午後1時15分から35分間で開催されたプラクティスは、気温28度、路面温度40度、湿度60%、雲はあるものの秋晴れのドライコンディション。強いときは風速13km/hの風があった。序盤から中盤までは、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が6周目1分55秒672までタイムを縮め、トップだった。

その後、9コーナーでアルマンサは転倒。更に終盤11コーナーでも転倒。チームメイトのフェルナンデスも中盤13コーナーで転倒した。山中も9コーナーで転倒、左手の指を痛そうにしてメディカルチェックに向かったが、その後コース復帰。

プラクティスの結果は、終盤、ルエダのすぐ後ろに着けていたダビド・ムニョス(KTM)がトップタイムを記録。12周目の1分55秒234で1番手だった。2番手がルエダで15周目1分55秒402をマーク。3番手には転倒があったものの山中が入り、記録は11周目の1分55秒590。トップのムニョスとは0.356差だった。古里は11周目のラップタイム1分55秒826で9番手。

トップから14番手までのライダーは、明日の予選でQ2からスタートできる。山中も古里も見事、Q2スタートを獲得した。トップのムニョスから9番手の古里まで、タイム差は0.592と詰まっている。

Moto3クラス、明日は午前8時40分から30分間のフリー走行2が行なわれる。その後、Moto2フリー走行2、MotoGPフリー走行2と予選、事前予約をした子たちによるキッズピットウォーク、アジア・タレントカップ予選が行なわれた後、午後12時45分から予選Q1、午後1時10分から予選Q2がそれぞれ15分間で開催される。

二人の日本人ライダーのみならず、トップ10にアルマンサ、フェルナンデス、古里の3台が入っているホンダ勢の活躍にも注目して行きたい。

MotoGP第17戦日本Moto3プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ダビド・ムニョス KTM 1分55秒234 P
2 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 1分55秒402 P
3 山中琉聖 KTM 1分55秒590 P
4 アンヘル・ピケラス KTM 1分55秒626 P
5 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分55秒672 P
6 バレンティン・ペローネ KTM 1分55秒748 P
7 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分55秒781 P
8 ジョエル・ケルソ KTM 1分55秒789 P
9 古里太陽 ホンダ 1分55秒826 P
10 グイド・ピニ KTM 1分55秒986 P