MotoGP第17戦日本Moto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、栃木県、モビリティ・リゾート・もてぎで開催された。午前9時25分から30分で開催されたフリー走行2は、気温25度、路面温度35度、湿度54%、雲はあるものの快晴のドライコンディション。
このセッションでは、ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が1分48秒319を記録し、自身が昨日マークした歴代コースレコードを更新、トップタイムだった。2番手はポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)。3番手は佐々木歩夢(カレックス)のチームメイト、ゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)。3周目1分48秒822を記録した佐々木は6番手、9周目1分49秒969を出した國井勇輝(カレックス)は26番手だった。
午後2時45分から15分間で争われた予選Q1は、気温28度、路面温度46度、湿度43%、引き続き雲はあるものの、晴れたドライコンディション。この走行ではトップのダビド・アロンソ(カレックス)がディクソンのコースレコードに近い1分48秒395を記録した。2番手はバリー・バルタス(カレックス)で1分48秒402、3番手アロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)1分48秒452、4番手フィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)1分48秒470。トップ4のタイム差は0.075、5番手マルコス・ラミレス(カレックス)1分48秒594までが昨日のディクソンのコースレコードは更新していた。以上の4名はQ2へ進出。國井は2周目1分49秒484をマークして13番手。総合では27番手となった。
午後2時15分から15分でQ2は行なわれた。序盤に2周目1分48秒129を記録したアロンソがトップとなる。2番手には2周目1分48秒317をマークした佐々木が入っていた。その後、サラッチと佐々木は転倒。
後半に入り、続々と自己ベストのラップタイムが更新される中、6周目ゴンザレスが1分47秒925を記録。Moto2クラス初めての1分47秒台でコースレコードとなり、ポールポジションを獲得。2番手には7周目1分48秒057で、チームメイトのアロンソを超えたダニエル・オルガド(カレックス)。3番手がアロンソだった。
4番手セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)、5番手は現在チャンピオンシップポイント188、アロン・カネト(カレックス)と同ポイントで並び、ランク2番手のディオゴ・モレイラ(カレックス)。6番手はディクソン、7番手バリー・バルタス(カレックス)。佐々木は2周目の記録のまま8番手。トップのアロンソから佐々木までのタイム差は0.392。
明日は午後12時15分から19周で決勝が開催される。佐々木は3列目8番グリッド、自身Moto2クラス最上位グリッドからスタート。マリオ・アジ(カレックス)とホルヘ・ナバロ(フォワード)にグリッドペナルティーがあり、國井は9列目25番グリッドスタート。

MotoGP第17戦日本Moto2予選 |
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順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
1 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 1分47秒925 | Q2 |
2 | ダニエル・オルガド | カレックス | 1分48秒057 | Q2 |
3 | ダビド・アロンソ | カレックス | 1分48秒129 | Q2 |
4 | セレスティーノ・ビエッティ | ボスコスクーロ | 1分48秒132 | Q2 |
5 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 1分48秒153 | Q2 |
6 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 1分48秒218 | Q2 |
7 | バリー・バルタス | カレックス | 1分48秒246 | Q2 |
8 | 佐々木歩夢 | カレックス | 1分48秒317 | Q2 |
9 | コリン・ベイヤー | カレックス | 1分48秒561 | Q2 |
10 | イザン・グエバラ | ボスコスクーロ | 1分48秒584 | Q2 |
27 | 國井勇輝 | カレックス | 1分49秒484 | Q1 |