SBK(スーパーバイク世界選手権)第10戦アラゴンラウンドは、スペインのモータランド・アラゴンでSBKのスーパーポールレースが開催された。

SBKスーパーポールレースは気温22度、路面温度27度のコンディションの下、10周で争われた。

序盤からニッコロ・ブレガ(ドゥカティ)とトプラク・ラズガットリオグル(BMW)が接戦のトップ争いを展開。ラズガットリオグルは7コーナー、15コーナーの進入、ブレガはバックストレートから最終コーナーの立ち上がりと、得意とするポイントで前に出て周回を重ねていく。

序盤から3番手以下にコンマ5秒ほどのリードを取った二人は最終ラップまで接戦のトップ争いを展開。ブレガは終盤にファステストを記録し、最終ラップのバックストレートに出る15コーナーでラズガットリオグルが前に出るが、最終コーナー立ち上がりでブレガがラズガットリオグルをパスし、第5戦チェコのレース2以来となる勝利を手にし、ラズガットリオグルの連勝にストップをかけた。

ラズガットリオグルは0秒105差の2位に入賞。第6戦ミサノ以来続いていたハットトリックは4戦でストップした。

トップ争いが競り合いとなったことで、終盤に3番手のアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が二人に近づいたものの、バトルに加わるまでには至らず、バウティスタが3位に入賞。

4位にアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、5位にサム・ロウズ(ドゥカティ)、6位にアレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ)が続き、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が7位に入賞し、バーニ・スパーク・レーシングチームが、インディペンデントチームランキングトップを確定させた。8位にジョナサン・レイ(ヤマハ)、9位にマイケル・ファン・デル・マーク(BMW)、10位にチャビ・ビエルへ(ホンダ)が入賞。

アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ)が11位、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)が12位、タラン・マッケンジー(ドゥカティ)が13位、ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ)が14位、ギャレット・ガーロフ(カワサキ)が15位に入賞した。

レミー・ガードナー(ヤマハ)は16位、バハティン・ソフォグル(ヤマハ)は17位、トーマス・ブライドウェル(ホンダ)は18位、ザクワン・ザイディ(ホンダ)は19位、ドミニク・エガター(ヤマハ)は1周目の5コーナーでティト・ラバット(ヤマハ)、ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ)と絡んで転倒。エガターは再スタートし、20位でチェッカーを受けた。ラバットとモンテッラはリタイアに終わり、この接触転倒は審議対象となっている。ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ)は残り1周でマシントラブルでストップした。

SBK第10戦アラゴン SBK スーパーポールレース リザルト(10周)

1 ニッコロ・ブレガ(ドゥカティ) 18分09秒560
2 トプラク・ラズガットリオグル(BMW) 0秒105
3 アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ) 0秒703
4 アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ) 1秒593
5 サム・ロウズ(ドゥカティ) 1秒810
6 アレックス・ロウズ(ビモータ・カワサキ) 3秒626
7 ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ) 3秒677
8 ジョナサン・レイ(ヤマハ) 5秒138
9 マイケル・ファン・デル・マーク(BMW) 7秒115
10 チャビ・ビエルへ(ホンダ) 7秒288
11 アクセル・バッサーニ(ビモータ・カワサキ) 7秒522
12 アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ) 7秒754
13 タラン・マッケンジー(ドゥカティ) 9秒601
14 ライアン・ビッカーズ(ドゥカティ) 12秒676
15 ギャレット・ガーロフ(カワサキ) 13秒620
16 レミー・ガードナー(ヤマハ) 13秒825
17 バハティン・ソフォグル(ヤマハ) 20秒437
18 トーマス・ブライドウェル(ホンダ) 26秒280
19 ザクワン・ザイディ(ホンダ) 33秒654
20 ドミニク・エガター(ヤマハ) 1分20秒678
R ミシェル・ルーベン・リナルディ(ヤマハ) 1周差
R ティト・ラバット(ヤマハ) 9周差
R ヤリ・モンテッラ(ドゥカティ) 10周差