MotoGP第18戦インドネシアMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、インドネシア、ロンボク島にあるプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催された。日本時間午前10時50分(現地時間午前9時50分)から40分間の予定で行なわれたフリー走行2は、気温29度、路面温度47度、湿度72%、雲はあるものの晴れたドライコンディション。

この走行では1分33秒245を記録したセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)がトップタイムだった。2番手はポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)1分33秒396。3番手はダニエル・オルガド(カレックス)1分33秒449。一時はスコアボード3番手に上がっていた佐々木歩夢(カレックス)は15周目の記録1分33秒854で8番手。國井勇輝(カレックス)は17周目1分34秒935を記録して28番手だった。

フリー走行1では、来期WSBKホンダへの移籍が発表されたジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が10コーナーと16コーナーで2度に渡る転倒。オルガドもグラベルへ入るなど、徐々に暑さが増す中、トラックコンディションの悪化に苦戦するライダーも居た。このセッションでは途中、技術的な問題による赤旗中断もあった。

日本時間午後2時5分(現地時間午後1時5分)から40分で開催されたプラクティスは、気温30度、路面温度58度、湿度68%、多少雲はあるものの晴れたドライコンディション。開始まもなく、ビエッティが2コーナーで転倒。ディオゴ・モレイラ(カレックス)が10コーナーでグラベルへ。ホルヘ・ナバロ(フォワード)が4コーナーで転倒。終了間際には、アロン・カネト(カレックス)が16コーナーで転倒、この走行でも転倒が多かった。

トップタイムのゴンザレスは13周目に1分32秒996を記録、Moto2初めての1分32秒台を出してコースレコードを更新。2番手には終盤1分33秒186を記録したオルガドが入った。3番手はダニエル・ムニョス(カレックス)でタイムは1分33秒251だった。

一時は2番手となるタイムも出した佐々木は10周目の1分33秒457で7番手だったが、後に技術的な違反が判明し、10周目のタイムはラップキャンセル。6周目の記録1分33秒502で10番手となった。6番手マルコス・ラミレス(カレックス)1分33秒443から15番手ビエッティの1分33秒573まで0.130差に10人がひしめき合っている。國井は8周目のタイム1分34秒474で27番手。

明日、日本時間午前10時25分(現地時間午前9時25分)からは30分のフリー走行2、日本時間午後2時40分(現地時間1時40分)からは予選Q1が15分で開催される。國井はQ1から参戦。日本時間午後3時5分(現地時間午後2時5分)からはQ2が15分間で争われる。プラクティス14番手以内に入った佐々木はQ2からスタートする。

MotoGP第18戦インドネシアMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分32秒996 P
2 ダニエル・オルガド カレックス 1分33秒186 P
3 ダニエル・ムニョス カレックス 1分33秒251 P
4 トニー・アルボリーノ ボスコスクーロ 1分33秒307 P
5 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分33秒313 P
6 マルコス・ラミレス カレックス 1分33秒443 P
7 ダビド・アロンソ カレックス 1分33秒460 P
8 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分33秒460 P
9 コリン・ベイヤー カレックス 1分33秒479 P
10 佐々木歩夢 カレックス 1分33秒502 P
27 國井勇輝 カレックス 1分34秒474 P