全日本RR第6戦岡山のJ-GP3予選は中谷健心(MotoUP Jr Team)が制した。

朝から雨が降ったりやんだりの予選日。ウエットコンディションでのタイムアタック。周囲は霧が出ており景色は悪いものの、コース上には大きな影響は及ぼしていない。

40分間の予選セッション。スタートから積極的にタイムアタックを敢行したのは中谷。1分53秒714、1分53秒268とコースインと同時にタイムを削り続ける。

中谷はセッション中盤でもタイムアタック。1分53秒007とタイムを詰め、2番手以降に5秒近い差をつける。

残り時間22分。リーダーボードのトップに立つ中谷、10番手に位置していた武中駿(Team Plusone)、さらには戸高綸太郎(Astemo SIRacing with RSC)が転倒。赤旗が提示される。

10分ちょっとでコースオープン。この時点でトップ中谷は1分53秒007。2番手の知識隼和(MotoUP Jr Team)が1分56秒985。

残り15分で各車タイムアタックに突入。尾野弘樹(P.MU 7C GALESPEED)が1分58秒111で3番手浮上。テーシン・インアパイ(AstemoSIRacing withThaiHonda)が1分57秒805で3番手奪取。インアパイは翌周には1分57秒985、1分57秒173と次々にタイムを更新。ピットに入ったままの中谷に対して壮絶な2番手争いが開始。富樫虎太郎(SDG Jr. 56RACING)、国立和玖(MotoUP Jr Team)、松島が1分57秒台での攻防を展開。

残り10分。知識が1分55秒台に突入。インアパイ、仲村瑛冬(TeamLife.HondaDream Kitakyushu)、国立、松島が1分56秒台での争いを展開。

残り5分。尾野が1分55秒382と3番手につける。尾野は翌周には1分54秒912をたたき出して2番手浮上。さらに岡崎静夏(JAPAN POST Honda RACING TP)が1分55秒513をマークして1分55秒台の争いに参戦。

尾野は最終アタックで1分53秒763と1分53秒台をマーク。しかし中谷の1分53秒007には届かず2番手グリッドに甘んじる。セッション後半はタイムアタックできなかった中谷が全日本初ポールポジション獲得となった。