全日本ロードレース第6戦岡山のJSB1000クラス予選は水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)が制した。
朝から雨に見舞われた予選日。JSB1000クラスにとってはシーズン中で唯一の1レース制。予選はノックアウト方式となる。
Q1は全車での35分間のアタック合戦。まずはQ2進出のための条件であるトップ10を目指す。真っ先に1分48秒台を出したのは代役参戦の阿部恵斗(SDG Team HARC-PRO.Honda)。水野、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)も1分48秒台に突入。阿部が1分47秒台に突入して抜け出すと、水野が1分46秒800と逆転。阿部は1分46秒334で対向すると、水野は1分46秒440で首位奪取。阿部は1分46秒295で逆転、さらには1分45秒423と水野を突き放す。ここで中須賀が1分45秒799と2番手浮上。
Q1残り15分。雨脚が弱まったタイミングで水野が1分45秒035をマークして一気にトップ浮上。
Q1での攻防はここまで。1分45秒台が水野、阿部、中須賀の3人。1分46秒台が長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、星野知也(TONE Team4413 BMW)、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)の3台。1分47秒台も鈴木光来(TeamATJ)、渥美心(Yoshimura SERT Motul)、岩田悟(Team ATJ)の3台。1分48秒086で野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)が10番手につけ、Q2進出を果たした。一方、津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)は1分48秒台だったものの11番手に終わり、Q2進出を逃す結果に。
Q2は15分間。雨は止んでいる。先に戻ってきた水野は1分46秒977。次に戻ってきた中須賀は1分45秒934で余裕のトップ浮上。翌周は水野が1分44秒649。阿部は1分44秒986。4周目の水野は1分43秒909。中須賀も1分45秒402、1分44秒754とタイムを削る。長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)も1分44秒828と1分44秒台に突入。阿部は1分44秒434までタイムを詰めた後にヘアピンで転倒。チェッカー直前に星野が1コーナーで転倒。
結局唯一の1分43秒台を出した水野が開幕戦以来のポールポジションを獲得。代役参戦の阿部が2番手、中須賀が3番手フロントロウ獲得となった。