MotoGP第18戦インドネシアMoto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、インドネシア、ロンボク島にあるプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催された。日本時間午前10時30分(現地時間午前9時30分)から30分行なわれたフリ―走行2は、気温28度、路面温度43度、湿度74%、部分的に曇ったドライコンディション。風速が10km/h前後だった。

このセッションでは、ホルヘ・ナバロ(フォワード)、コリン・ベイヤー(カレックス)、イバン・オルトラ(ボスコスクーロ)、佐々木歩夢(カレックス)、トニー・アルボリーノ(ボスコスクーロ)、ダビド・アロンソ(カレックス)ら多くが転倒。トップタイムは、マニュエル・ゴンザレス(カレックス)で自身が昨日プラクティスで記録したコースレコードを塗り替え、1分32秒597だった。2番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)1分32秒905、3番手ダニエル・オルガド(カレックス)1分32秒959。佐々木は、2周目の1分33秒809で22番手、國井勇輝(カレックス)は15周目1分34秒129で26番手だった。

日本時間午後2時40分(現地時間午後1時40分)から15分で争われた予選Q1は、再び強いと10km/hを超える風が吹いていた。序盤、1コーナーでフロントが滑り転倒しそうになったフィリップ・サラッチ(ボスコスクーロ)の後ろを走行していた地元インドネシア人ライダーのマリオ・アジ(カレックス)が避け切れず転倒。セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)はグラベルへ入るなど、路面コンディションが悪いようだった。結果は、アレックス・エスクリグ(フォワード)が1分32秒876でトップ、2番手サラッチ1分32秒990、3番手イザン・グエバラ(ボスコスクーロ)1分33秒052、4番手ビエッティ1分33秒074。以上4名がQ2進出を果たした。2023年このサーキットで、ASB1000のレース中の多重事故のため無くなった埜口遥希のステッカーをヘルメットに貼って参戦している國井は6周目1分33秒709を記録して12番手。

続いて日本時間午後3時5分(現地時間午後2時5分)から15分で行なわれた予選Q2は、気温30度、路面温度55度、湿度71%、雲が増え出したドライコンディション。2周目からダビド・アロンソ(カレックス)が1分32秒499のコースレコードを記録。中盤にはゾンダ・ファン・デン・グールベルク(カレックス)が2コーナーで転倒、イエローフラッグが出された。

チェッカーが振られてからの最終7周目、ディオゴ・モレイラ(カレックス)が1分32秒341でコースレコードを更新。今季5度目のポールポジションを獲得した。2番手はアロンソ、3番手1分32秒516を記録したグエバラ。一時は5番手に上がっていた佐々木は、2周目1分32秒999で13番手。トップのモレイラから佐々木までは0.658差で全員1分32秒台。

明日は日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)から22周の決勝が開催される。佐々木は5列目13番、國井は9列目26番グリッドからスタートする。

コースレコードを更新、今季5度目のポールポジション、来期LCRホンダ入りが噂されるディオゴ・モレイラ(カレックス)

 

MotoGP第18戦インドネシアMoto2予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分32秒341 Q2
2 ダビド・アロンソ カレックス 1分32秒499 Q2
3 イザン・グエバラ ボスコスクーロ 1分32秒516 Q2
4 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分32秒598 Q2
5 ダニエル・オルガド カレックス 1分32秒671 Q2
6 マルコス・ラミレス カレックス 1分32秒685 Q2
7 コリン・ベイヤー カレックス 1分32秒825 Q2
8 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分32秒909 Q2
9 バリー・バルタス カレックス 1分32秒918 Q2
10 アルベルト・アレナス カレックス 1分32秒925 Q2
13 佐々木歩夢 カレックス 1分32秒999 Q2
26 國井勇輝 カレックス 1分33秒709 Q1