MotoGP第19戦オーストラリアGPが今週末、オーストラリア、ヴィクトリア州のフィリップ・アイランドで開催される。全長距離4.45km、最大ストレート900m、右コーナー5、左コーナー7。
MotoGPクラスは日本GPで既にタイトルを獲得したマルク・マルケス(ドゥカティ)が前戦インドネシアGPでのケガにより、今大会とマレーシアGPを欠場することが決まっている。今大会にはテストライダーのミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が代役参戦する。前戦、インディペンデントのチャンピオンを獲得したアレックス・マルケス(ドゥカティ)。ポイントランクでは現在274ポイント、3番手のフランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)。
今大会はケガにより2024年王者のホルヘ・マルティン(アプリリア)も欠場が続く。オーストラリアではロレンツォ・サルバドーリ(アプリリア)が代役参戦する模様。インドネシアではポールポジションを獲得していたマルコ・ベゼッキ(アプリリア)、現在254ポイント4番手、3番手バニャーヤとの差が20になっている。前戦スプリントでは3位表彰台、決勝6位、昨年オーストラリアではスプリント、決勝共にトップ10に入っているラウル・フェルナンデス(アプリリア)。チームメイト、小椋藍(アプリリア)の参戦はメディカルチェック次第となっている。
インドネシアGP決勝で2位表彰台を獲得したペドロ・アコスタ(KTM)は、ポイントランク4番手のベゼッキと39ポイント差に迫り5番手。前戦決勝はブラッド・ビンダー(KTM)が2025年自己ベストとなる決勝4位だった。昨年オーストラリアのスプリントで3位表彰台を獲得しているエネア・バスティアニーニ(KTM)。今大会は、ケガで欠場するマーベリック・ビニャーレス(KTM)の代役でポル・エスパロガロ(KTM)が参戦する。
年間ポイント207で6番手のフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)。191で7番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)。インドネシア決勝、マルク・マルケスに続く歴代2番目の若さで遂に優勝を果たしたルーキーのフェルミン・アルデゲール(ドゥカティ)がジャンアントニオと23ポイント差8番手に着けている。
158ポイントで9番手、ヤマハ勢トップのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)。128ポイントで10番手、2023年のオーストラリアGP勝者ヨハン・ザルコ(ホンダ)。インドネシアGP予選では4番手に入ったアレックス・リンス(ヤマハ)。前戦スプリント9位、決勝11位だったミゲール・オリベイラ(ヤマハ)。2019年オーストラリアGPでは3位表彰台を獲得している地元オーストラリア出身のジャック・ミラー(ヤマハ)。
インドネシアではスプリント5位のジョアン・ミル(ホンダ)、決勝5位のルカ・マリーニ(ホンダ)、表彰台争いができる速さのHRCからも目が離せない。来期WSBKへの移籍が決まったソムキャット・チャントラ(ホンダ)にもポイント獲得を期待したい。
Moto2クラスは残り4戦、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)に来期MotoGP参戦が決まったポイントランク2番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)が9ポイント差と迫っている。ここまで18ポイントを獲得、23番手の佐々木歩夢(カレックス)。國井勇輝(カレックス)の初ポイント獲得も是非、見たい。
Moto3クラスは、ホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)のチャンピオンが決まり、残り4戦、231ポイントのアンヘル・ピケラス(KTM)、217ポイントのマキシモ・キレス(KTM)らによる2番手争いに拍車がかかる。123ポイント8番手の山中琉聖(KTM)、107ポイント10番手の古里太陽(ホンダ)も応援したい。
第19戦オーストラリアGPは金曜日、日本時間午前7時(現地時間午前9時)からMoto3フリー走行1が始まる。