MotoGP第19戦オーストラリアMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、オーストラリア、フィリップ・アイランド・グランプリ・サーキットで開催された。日本時間午前7時50分(現地時間午前9時50分)から始まったフリー走行1は、気温14度、路面温度15度、湿度74%、曇りのウエットコンディション。Moto3クラスの時間に続き、風速10km/hを超える強い風が吹くこともあり、路面は乾いた場所も混ざる難しいコンディション。

このセッションでは終盤16周目に1分31秒346を記録したジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がトップタイムだった。2番手は16周目1分31秒412を出したダビド・アロンソ(カレックス)。3番手タイムは、ディオゴ・モレイラ(カレックス)の10周目1分31秒509。佐々木歩夢(カレックス)は14周目1分32秒619で13番手。國井勇輝(カレックスウ)は19周目の1分34秒782で26番手だった。この走行でも、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)やアロンソ・ロペス(ボスコスクーロ)などの転倒があった。

日本時間午後12時5分(現地時間午後2時5分)に始まったプラクティスは、気温14度、路面温度25度、湿度56%、部分的には雲が残るドライコンディション。風速10km/h超えの強い風は続いていた。序盤にアロンソが3周目1分30秒535を記録、昨年アロン・カネト(カレックス)が記録していた1分30秒816のコースレコードを0.281更新した。

その後も各ライダー周回が重ねられ、終盤、タイヤ交換後に地元オーストラリア出身のセナ・アギウス(カレックス)が16周目1分30秒315を記録、序盤にアロンソが出した歴代コースレコードを更新。更には来期MotoGP昇格が発表されたモレイラが1分30秒307を出し、アギウスの記録を0.008上回り、コースレコードでトップタイムとなった。2番手アギウス、3番手アロンソ。4番手ディクソン、トップから4番手ディクソンンまでのタイム差は0.300。ゴンザレスは5番手となったが、終了間際4コーナーでこの日2度目の転倒を喫した。13周目1分30秒966を記録した佐々木は14番手に入り、明日は予選Q2からスタートできる。トップのモレイラと14番手の佐々木では、タイム差は僅か0.659だった。國井は16周目1分32秒418を出して28番手。

明日は日本時間午前7時25分(現地時間午前9時25分)から30分のフリー走行2が行なわれ、日本時間午前11時40分(現地時間午後1時40分)、日本時間午後12時5分(現地時間午後2時5分)から予選Q1、Q2がそれぞれ15分間で開催される。

MotoGP第19戦オーストラリアMoto2プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ディオゴ・モレイラ カレックス 1分30秒307 P
2 セナ・アギウス カレックス 1分30秒315 P
3 ダビド・アロンソ カレックス 1分30秒535 P
4 ジェイク・ディクソン ボスコスクーロ 1分30秒607 P
5 マニュエル・ゴンザレス カレックス 1分30秒740 P
6 マリオ・アジ カレックス 1分30秒755 P
7 アロン・カネト カレックス 1分30秒776 P
8 トニー・アルボリーノ ボスコスクーロ 1分30秒792 P
9 ダリン・ビンダー カレックス 1分30秒818 P
10 コリン・ベイヤー カレックス 1分30秒840 P
14 佐々木歩夢 カレックス 1分30秒966 P
28 國井勇輝 カレックス 1分32秒418 P