コースレコードでP.P.はファビオ・クアルタラロ、2番手マルコ・ベゼッキ、3番手ジャック・ミラー【MotoGP第19戦オーストラリアMotoGP予選】

MotoGP第19戦オーストラリアMotoGPクラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、オーストラリア、フィリップ・アイランド・グランプリ・サーキットで開催された。日本時間午前8時10分（現地時間午前10時10分）から30分行なわれたフリー走行2は、気温13度、路面温度14度、湿度75％、曇りのドライコンディション。風速10km/h前後の風は今日も吹いていた。

この走行トップタイムはマルコ・ベゼッキ（アプリリア）で1分27秒278。2番手はファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）、3番手ファビオ・クアルタラロ（ヤマハ）だった。小椋藍（アプリリア）は13周目に1分28秒858を記録し20番手。開始10分ごろには、ルカ・マリーニ（ホンダ）のマシンから激しく白煙が上がるハプニングもあった。

続けて日本時間午前8時50分（現地時間午前10時50分）から15分間争われた予選Q1は、気温14度、路面温度18度、湿度61％、青空も見え始めたドライコンディション。序盤からトップタイムを記録していたフェルミン・アルデゲール（ドゥカティ）が6周目1分27秒071を出してトップタイムだった。2番手には、最終7周目1分27秒080でアルデゲールに0.009差まで迫ったジャック・ミラー（ヤマハ）。以上の2名がQ2進出を決めた。

3番手に入ったブラッド・ビンダー（KTM）は、ロレンツォ・サリバドーリ（アプリリア）とヨハン・ザルコ（ホンダ）それぞれの走行ライン妨害の疑いで調査中。小椋は7周目の記録1分27秒817で8番手だった。総合では、18番手６列目スタート。

日本時間午前9時15分（現地時間午後11時15分）から15分で競われた予選Q2は、気温14度、路面温度18度、湿度62％、かなり青空も増えたドライコンディション。2周目1分27秒191でトップタイムだったアレックス・マルケス（ドゥカティ）はその後、4コーナーで転倒。3周目には地元オーストラリア出身のミラーが1分26秒885を記録しトップタイムとなった。フリー走行2でもトップタイムを記録しているベゼッキは、フランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）と走行ラインが重なり、これについて現在、調査されている。

ベゼッキは後半、前ミディアム後ソフト新タイヤに替えて6周目1分26秒565を記録しトップタイムとなる。更には7周目1分26秒496まで記録を縮めた。アレックス・マルケスは後半にも1コーナーで再び転倒。イエローフラッグが出された。その後、クアルタラロが最終となる9周目に1分26秒465を叩き出し、昨日のベゼッキのコースレコードを0.027更新してコースレコードでポールポジションを獲得した。2番手はベゼッキ。

3番手は8周目1分26秒708を記録したミラー。フィリップ・アイランドで地元オーストラリア人がフロントロウに並ぶのは、2012年のケーシー・ストーナー以来13年ぶり。今日はこの後、日本時間午後1時（現地時間午後3時）から13周のスプリントが予定通り開催される。そして、天候不安が懸念されていた明日の決勝は、開始時間を全クラス1時間遅らせ、MotoGPクラスは日本時間午後1時（現地時間午後3時）から27周で開催される予定となった。