MotoGP第20戦マレーシアMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、マレーシア、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前10時50分(現地時間午前9時50分)から40分間行なわれたフリー走行1は、気温27度、路面温度28度、湿度78%、曇りのドライコンディション。風速はMoto3時とあまり変わらず5km/h程で、徐々に路面は乾き切る方向だった。
今大会では、マレーシアという国を2カ月前に逝去した祖父が好きだったことに因み、祖父へのリスペクトを込めたスペシャルヘルメットで参戦しているジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)がコースレコードを樹立してトップタイムだった。10周目2分04秒131を記録し、昨年のホルヘ・ナバロのコースレコードを0.281上回った。2番手はアルベルト・アレナス(カレックス)2分04秒292、3番手ダビド・アロンソ(カレックス)2分04秒429。佐々木歩夢(カレックス)は11周目2分05秒982を記録し25番手、國井勇輝(カレックス)は10周目2分07秒201で27番手。
Moto3クラス開始が遅れたことにより、当初の予定時刻から35分繰り下げられて日本時間午後3時40分(現地時間午後2時40分)から40分間で開催されたプラクティスは、気温28度、路面温度33度、湿度77%、曇ったドライコンディション。フリー走行1に続き、ダリン・ビンダー(カレックス)、ナバロ、イバン・オルトラ(ボスコスクーロ)らMoto2クラスでは多くが転倒した。コース脇のスクリーンを見ていたアロン・カネト(カレックス)が國井と接触しそうになる場面もあった。
終盤タイヤ交換後、タイムアタックが始まるとダニエル・オルガド(カレックス)が2分04秒320まで記録を伸ばしトップタイムだったが、残り7分を切ると、午前トップだったディクソンが2分04秒218でトップを奪う。更に12周目2分04秒166を記録したポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)がトップタイムとなってプラクティスは終了した。結果は1番手ゴンザレス、2番手ディクソン、3番手には11周目2分04秒282を記録したアレナス、トップ3のタイム差は0.116だった。
序盤は7番手に着けていた佐々木は2周目の2分05秒274で26番手、國井は11周目2分05秒611を記録して27番手。トップのゴンザレスから27番手の國井ではタイム差が1.445。1.5秒以内に27人が詰まっている。
明日は日本時間午前10時25分(現地時間午前9時25分)から30分間のフリー走行2が行なわれ、MotoGP、Moto3の予選後、日本時間午後2時40分(現地時間午後1時40分)からMoto2の予選Q1が15分間で始まる。佐々木、國井はQ1から参戦する。日本時間午後3時5分(現地時間午後2時5分)からは今日のプラクティス14番手までのライダーとQ2トップ4名のライダーにより予選Q2が15分間で争われる。
| MotoGP第20戦マレーシアMoto2プラクティス |
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|---|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
| 1 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 2分04秒166 | P |
| 2 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 2分04秒218 | P |
| 3 | アルベルト・アレナス | カレックス | 2分04秒282 | P |
| 4 | バリー・バルタス | カレックス | 2分08秒293 | P |
| 5 | ダニエル・ゴンザレス | カレックス | 2分08秒320 | P |
| 6 | ダビド・アロンソ | カレックス | 2分04秒323 | P |
| 7 | アロン・カネト | カレックス | 2分04秒353 | P |
| 8 | アレックス・エスクリグ | フォワード | 2分04秒462 | P |
| 9 | トニー・アルボリーノ | ボスコスクーロ | 2分04秒557 | P |
| 10 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 2分04秒611 | P |
| 26 | 佐々木歩夢 | カレックス | 2分05秒274 | P |
| 27 | 國井勇輝 | カレックス | 2分05秒611 | P |