全日本ロードレース第7戦鈴鹿MFJ-GPのJSB1000予選は浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)がダブルポールポジションを獲得した。

雨上がりの40分間のタイムアタック。ところどころが濡れている微妙なコンディションでセッションスタート。開始5分で2分8秒台をマークしてリーダーボードのトップに躍り出たのは水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)。水野はさらに2分7秒台に入る。ここに岩田悟(Team ATJ)が追随して2分7秒台に突入。

セッション中盤。一昨日の練習走行で転倒して体を痛めた中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が2分7秒台に入れてトップ浮上。中須賀は翌周には2分6秒台に突入。その直後にマシントラブルに見舞われてコースサイドでストップしてしまう。

残り10分を切り津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)も2分7秒台に突入。

セッション終盤。浦本が2分5秒440をマークしてトップ浮上。水野、岩田、長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)、日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)が2分6秒台での攻防を開始。

残り5分。中須賀が再びコースイン。2分5秒929台をたたき出して2番手浮上。

最終アタックで浦本が2分5秒407とタイムを更新。これでセカンドベストタイムも浦本がトップ。ダブルポールポジション獲得となった。

「路面が乾いてから最後に新品タイヤでアタックして作戦どおり」と浦本修充

●JSB1000ポールポジション/浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)
「難しい予選でした。特に最初はウエットパッチが残る中で、最初はちょっと様子を見ながら走っていました。路面が乾いてから最後に新品タイヤを入れていこうと思いました。作戦どおりにタイムを出せたのかなと思います。(レース2ポールポジションのための)セカンドベストタイムのことを忘れていました。最後のタイムアタックはセカンドベストタイムを考えていた訳ではなかったです(苦笑)」

※トップ写真は木曜日の特別スポーツ走行時。