MotoGP第20戦マレーシアMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、マレーシア、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。昨日のプラクティスで転倒があったジェイコブ・ルールストン(KTM)はケガのため今日から欠場。ワイルドカード参戦中の地元マレーシア人ライダー、ハキム・ダニシュ(KTM)は来期MTヘルメット・MSIからMoto3クラスフル参戦の発表があった。山中琉聖(KTM)のチームメイトになる。

日本時間午前9時40分(現地時間午前8時40分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温25度、路面温度27度、湿度87%、暗く曇ったドライコンディション。この走行では、山中が4周目の2分10秒160でトップタイムだった。2番手ダビド・アルマンサ(ホンダ)2分10秒253、3番手アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)2分10秒358。古里太陽(ホンダ)は5周目2分10秒622を記録して8番手だった。

日本時間午後1時45分(現地時間午後12時45分)から15分で争われた予選Q1は、気温32度、路面温度45度、湿度60%、曇りのドライコンディション。このセッションでも2周目2分11秒261を出した山中がトップ。2番手のグイド・ピニ(KTM)2分11秒513とは0.252差あった。3番手バレンティン・ペローネ(KTM)2分11秒703、4番手ルシェ・モードレー(KTM)2分11秒713。以上4名はQ2へ進出した。

日本時間午後2時10分(現地時間午後1時10分)から15分で開催された予選Q2は、気温33度、路面温度47度、湿度57%、曇ったドライコンディション。序盤は今年度チャンピオンのホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)が2周目2分10秒076を記録してトップタイムだった。その後4コーナーでアンヘル・ピケラス(KTM)、ブライアン・ウリアテ(KTM)がそれぞれ転倒。マッテオ・ベルテッレ(KTM)も転倒があり、イエローフラッグが続いた。

最終ラップの6周目、2分09秒940でこの日、最初の2分09秒台を記録した古里がトップタイムとなった。しかし、スリップに着けていたアルマンサが直後6周目2分09秒846を出してトップを更新。古里との差は0.094だった。アルマンサは今季カタルニアGP以来2回目のポールポジション。古里は今シーズン予選自己ベスト2番手、ルエダ3番手。山中は3周目の記録2分11秒097で13番手。

明日は日本時間午後1時(現地時間午後12時)から15周の決勝が行われる。古里は今季初めてのフロントロウ2番グリッド、山中は5列目13番グリッドスタート。日本GPプラクティスの転倒で左手小指を骨折している山中は、手術を受けると4週間レースに出られなくなるため、その後も骨折したままの指で参戦を続けている。アジアラウンド最終戦、ホンダ勢にも注目したい。

今シーズン2度目のポールポジションのダビド・アルマンサ(ホンダ)

 

MotoGP第20戦マレーシアMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ダビド・アルマンサ ホンダ 2分09秒846 Q2
2 古里太陽 ホンダ 2分09秒940 Q2
3 ホセ・アントニオ・ルエダ KTM 2分10秒076 Q2
4 グイド・ピニ KTM 2分10秒154 Q2
5 ブライアン・ウリアテ KTM 2分10秒239 Q2
6 アルバロ・カルペ KTM 2分10秒296 Q2
7 バレンティン・ペローネ KTM 2分10秒297 Q2
8 マキシモ・キレス KTM 2分10秒351 Q2
9 アンヘル・ピケラス KTM 2分10秒427 Q2
10 ルカ・ルネッタ ホンダ 2分10秒681 Q2
13 山中琉聖 KTM 2分11秒099 Q2