MotoGP第20戦マレーシアMoto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、マレーシア、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。日本時間午前10時25分(現地時間午前9時25分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温27度、路面温度29度、湿度81%、曇りのドライコンディション。この走行では、ジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)が自身の昨日出したコースレコードを更新、2分03秒633でトップタイムだった。2番手はアロン・カネト(カレックス)2分03秒642、3番手ダニエル・ムニョス(カレックス)2分03秒680。
3周目2分05秒122を記録していた佐々木歩夢(カレックス)は24番手、5周目2分05秒445を出した國井勇輝(カレックス)は27番手。最終盤にイバン・オルトラ(ボスコスクーロ)がスロー走行をしたとして、3グリッドダウンのペナルティーを後に科された。オルトラの後方を走っていたセレスティーノ・ビエッティ(ボスコスクーロ)はオルトラと接触、両者転倒したため、ビエッティは怒りを顕わにしてオルトラに何かを言っていた。
日本時間午後2時40分(現地時間午後1時40分)から15分で争われた予選Q1は、気温32度、路面温度46度、湿度59%、曇りのドライコンディション。曇ってはいるものの昨日よりも風は強くなく、天気は安定しているようだった。Q1トップは、ホルヘ・ナバロ(フォワード)で2分03秒899。2番手オルトラ2分03秒929、3番手アドリアン・ウエルタス(カレックス)2分03秒969、4番手ジョー・ロバーツ(カレックス)2分03秒982。以上がQ2進出。佐々木は最終5周目2分04秒000で5番手、ロバーツとは0.018差だった。國井は最終6周目2分05秒626で13番手。
日本時間午後3時5分(現地時間午後2時5分)から15分間で始まった予選Q2は、気温33度、路面温度48度、湿度58%、曇りのドライコンディション。スタート直後は、ポイントリーダーのマニュエル・ゴンザレス(カレックス)と2番手ディオゴ・モレイラ(カレックス)が決勝のようなオーバーテイクの応酬を見せた。2周目トップタイムはバリー・バルタス(カレックス)で2分03秒559を記録、ディクソンが午前に出したコースレコードを更新した。残り3分を切って、ディクソンが5周目2分03秒449で再びコース新トップへ。更にバルタスが5周目2分03秒420で再びトップタイム。コースレコード更新が続いた後、終了間際に6周目2分02秒858を叩き出したダニエル・オルガド(カレックス)がポールポジションを獲得した。オルガドと2番手バルタスの差は0.562。3番手ディクソンとバルタスの差は0.029だった。
明日は日本時間午後2時15分(現地時間午後1時15分)から17周で決勝が開催される。オルトラとイザン・グエバラ(ボスコスクーロ)にグリッドペナルティーがあったため、佐々木は6列目18番グリッド、國井は9列目27番グリッドでスタートする。

| MotoGP第20戦マレーシアMoto2予選 |
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|---|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
| 1 | ダニエル・オルガド | カレックス | 2分02秒858 | Q2 |
| 2 | バリー・バルタス | カレックス | 2分03秒420 | Q2 |
| 3 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 2分03秒449 | Q2 |
| 4 | アルベルト・アレナス | カレックス | 2分03秒483 | Q2 |
| 5 | ダニエル・オルガド | カレックス | 2分03秒581 | Q2 |
| 6 | ダビド・アロンソ | カレックス | 2分03秒586 | Q2 |
| 7 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 2分03秒605 | Q2 |
| 8 | アロン・カネト | カレックス | 2分03秒625 | Q2 |
| 9 | トニー・アルボリーノ | ボスコスクーロ | 2分03秒705 | Q2 |
| 10 | アレックス・エスクリグ | フォワード | 2分03秒851 | Q2 |
| 19 | 佐々木歩夢 | カレックス | 2分04秒000 | Q1 |
| 27 | 國井勇輝 | カレックス | 2分05秒626 | Q1 |