MotoGP第21戦ポルトガルMoto3クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、ポルトガル、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで開催された。今大会から残り2戦、ホンダ・チーム・アジアのタットチャコーン・ブーシュリ(ホンダ)がケガをしている肩の治療に専念するため、来シーズンからフル参戦が既に発表されている三谷然(ホンダ)が代役出場する。昨日11月6日に24歳の誕生日を迎えた山中琉聖(KTM)はマレーシアGP後、日本GPで骨折していた左手小指を手術したため、今大会は欠場。来シーズンからチームメイトとなるハキム・ダニシュ(KTM)が代役参戦する。

日本時間午後6時(現地時間午前9時)から35分間行なわれたフリー走行1は、気温17度、路面温度18度、湿度74%、場所により曇ったドライコンディション。この走行では、オーストラリアとマレーシアGPを肺炎で欠場したデニス・フォッジャ(KTM)が1分47秒422のトップタイムだった。2番手ジョエル・ケルソ(KTM)1分47秒458、ケガで欠場のジェイコブ・ルールストン(KTM)の代役ジョエル・エステバン(KTM)が3番手1分47秒581。11周目に1分47秒839を記録した古里太陽(ホンダ)が9番手。最終16周目の1分49秒539で三谷然(ホンダ)は23番手だった。

日本時間午後10時10分(現地時間午後1時10分)から35分間で開催されたプラクティスは、気温19度、路面温度24度、湿度74%、曇りのドライコンディション。始まる前には雨が降っていて、終了間際にも雨がぱらつくトリッキーなコンディションだった。不安定な天候の中、序盤は4周目1分47秒660を記録したケルソがトップタイム。中盤、6周目ルカ・ルネッタ(ホンダ)が1分47秒395を記録してトップタイムを更新。更に古里が6周目1分47秒191でトップタイムとなった。残り10分を迎えると、ダビド・アルマンサ(ホンダ)が12周目1分47秒056でトップタイムを更新。残り時間5分ごろには、レインフラッグが振られ、その後のタイム更新はなく、アルマンサがトップとなった。

古里は6周目の記録のまま、2番手。3番手は11周目1分47秒295を出したマキシモ・キレス(KTM)。4番手フォッジャ、5番手アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)、6番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)。トップ6にホンダ勢が4台入った。明日の予選はトップから14番手までのライダーは予選Q2からスタートできる。古里はQ2スタート権を獲得。三谷は9周目1分48秒447を記録して23番手。明日はQ1から参戦する。

明日は日本時間午後5時40分(現地時間午前8時40分)から30分フリー走行2が行なわれ、日本時間午後9時45分(現地時間午後12時45分)から予選Q1が15分間で開催される。その後は続けて、日本時間午後10時10分(現地時間午後1時10分)からプラクティス上位14番手までのライダーと予選Q1上位4名のライダーによって15分間の予選Q2が行なわれる。

MotoGP第21戦ポルトガルMoto3プラクティス
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分47秒056 P
2 古里太陽 ホンダ 1分47秒191 P
3 マキシモ・キレス KTM 1分47秒295 P
4 デニス・フォッジャ KTM 1分47秒330 P
5 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分47秒364 P
6 ルカ・ルネッタ ホンダ 1分47秒395 P
7 ジョエル・ケルソ KTM 1分47秒443 P
8 アンヘル・ピケラス KTM 1分47秒477 P
9 アルバロ・カルペ KTM 1分47秒652 P
10 バレンティン・ペローネ KTM 1分47秒763 P
22 三谷然 ホンダ 1分48秒447 P