MotoGP第21戦ポルトガルMoto2クラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、ポルトガル、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで開催された。今大会でポイントリーダーのディオゴ・モレイラ(カレックス)が2番手マニュエル・ゴンザレス(カレックス)と26ポイント以上の差を開くと、モレイラのチャンピオンが確定する。
日本時間午後6時50分(現地時間午前9時50分)から40分行なわれたフリー走行1は、気温19度、路面温度23度、湿度68%、この前に行なわれたMoto3フリー走行1の終盤降った雨はすぐに止み、ドライコンディションで始まった。この走行では、アロン・カネト(カレックス)が15周目1分41秒460を記録しトップタイムだった。昨年のマニュエル・ゴンザレスのコースレコード1分41秒514を0.056更新した。2番手はジェイク・ディクソン(ボスコスクーロ)1分41秒623、3番手セナ・アギウス(カレックス)1分41秒689。佐々木歩夢(カレックス)は14周目1分42秒624を記録して21番手、國井勇輝(カレックス)は最終18周目の1分43秒918で26番手。
日本時間午後11時5分(現地時間午後2時5分)から40分間で開催されたプラクティスは、気温19度、路面温度22度、湿度76%、雨がぱらつくものの、ドライコンディション。強いと風速15km/hの風が吹いていた。このセッションでは、2周目からディクソンが1分41秒402を記録、フリー走行1のカネトのタイムを更新して歴代コースレコードを樹立。その後まもなく、3周目でカネトが1分41秒210を叩き出して、再びコースレコードとなった。
不安定な天候の中、ジョー・ロバーツ(カレックス)の代役ザビ・ズルトゥーザ(カレックス)が3コーナーで転倒。ダビド・アロンソ(カレックス)、ダニエル・オルガド(カレックス)も共に2、3コーナーで転倒。3周目以降のトップタイム更新はなかった。
トップはカネト、2番手ディクソンに続き、3番手は3周目1分41秒658を記録したアルベルト・アレナス(カレックス)だった。上位3人のタイム差は0.448。4番手がゴンザレス。ポイントリーダーのモレイラは12番手、トップからモレイラまでの差は0.690と詰まっている。佐々木は2周目の1分42秒342で19番手、トップとの差は1.132。國井は4周目の記録1分43秒564で28番手。
明日は日本時間午後6時25分(現地時間午前9時25分)から30分のフリー走行2が行なわれ、日本時間午後10時40分(現地時間午後1時40分)から予選Q1が15分間で開催される。その後続けて、プラクティス上位14名とQ1上位4名を合わせた18名による15分間の予選Q2も行なわれる。佐々木、國井は両者、予選Q1から参戦する。
| MotoGP第21戦ポルトガルMoto2プラクティス |
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|---|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
| 1 | アロン・カネト | カレックス | 1分41秒210 | P |
| 2 | ジェイク・ディクソン | ボスコスクーロ | 1分41秒402 | P |
| 3 | アルベルト・アレナス | カレックス | 1分41秒658 | P |
| 4 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 1分41秒751 | P |
| 5 | セナ・アギウス | カレックス | 1分41秒751 | P |
| 6 | ダニエル・オルガド | カレックス | 1分41秒772 | P |
| 7 | ダビド・アロンソ | カレックス | 1分41秒793 | P |
| 8 | イザン・グエバラ | ボスコスクーロ | 1分41秒824 | P |
| 9 | バリー・バルタス | カレックス | 1分41秒826 | P |
| 10 | コリン・ベイヤー | カレックス | 1分41秒855 | P |
| 19 | 佐々木歩夢 | カレックス | 1分42秒342 | P |
| 28 | 國井勇輝 | カレックス | 1分43秒564 | P |