1番手アレックス・マルケス、2番手フランチェスコ・バニャーヤ、3番手ペドロ・アコスタ、小椋藍10番手Q2スタート獲得【MotoGP第21戦ポルトガルMotoGPプラクティス】

MotoGP第21戦ポルトガルMotoGPクラス1日目、フリー走行1とプラクティスが金曜日、ポルトガル、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで開催された。日本時間午後7時45分（現地時間午前10時45分）から45分間行なわれたフリー走行1は、気温19度、路面温度23度、湿度58％、雨がぱらつくドライコンディション。開始まもなく、2コーナーでマーベリック・ビニャーレス（KTM）の代役、ポル・エスパロガロ（KTM）が転倒。更に、終盤1コーナーでラウル・フェルナンデス（アプリリア）が高速で転倒。頭を打ってCTスキャンを撮る程だったが、大事には至らずプラクティスには参戦できた。

この走行トップタイムを記録したのはアレックス・マルケス（ドゥカティ）で1分39秒145。2番手はマルコ・ベゼッキ（アプリリア）1分39秒341、3番手ジャック・ミラー（ヤマハ）1分39秒378。4番手ヨハン・ザルコ（ホンダ）1分39秒494、5番手は序盤の転倒があったもののエスパロガロで1分39秒506。上位5台に5メーカー全てが揃い、トップ5のタイム差は0.361だった。小椋藍（アプリリア）は18周目1分39秒986を記録し、トップと0.841差の13番手。

日本時間深夜0時（現地時間午後3時）から1時間で開催されたプラクティスは、気温20度、路面温度25度、湿度71％、曇りのドライコンディション。始まる頃は、青空も見えていた。序盤は、フランコ・モルビデリ（ドゥカティ）、ルカ・マリーニ（ホンダ）、ヨハン・ザルコ（ホンダ）がそれぞれ転倒。トップタイムは3周目、前ミディアム後ソフトタイヤで1分38秒272を記録したアレックス・マルケスだった。

30分を過ぎて折り返すと雨が降り出しても不思議ではない濃い雲が再び増えた。残り時間が15分前後になり、5コーナーでは前ハード後ソフト新タイヤでジャック・ミラー（ヤマハ）が転倒。その後、前後ソフト新タイヤでペドロ・アコスタ（KTM）が1分38秒062を出してトップタイムとなった。更に、残り10分を切ると、アレックス・マルケスが20周目、前ミディアム後ソフト新タイヤで1分37秒974を記録。唯一の1分37秒台でトップとなった。

2番手は20周目、前ソフト後ソフト新タイヤで1分38秒004を記録したフランチェスコ・バニャーヤ（ドゥカティ）。アコスタが3番手。トップ3の差は0.088。4番手ベゼッキ、5番手ジョアン・ミル（ホンダ）。転倒があったもののザルコが6番手。7番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ（ドゥカティ）、8番手フェルミン・アルデゲール（ドゥカティ）。エスパロガロが9番手。小椋は20周目、前ソフト後ソフト新タイヤで1分38秒443を記録、トップとは0.469差の10番手。明日の予選Q2スタートの権利を得た。

明日は日本時間午後7時10分（現地時間午後10時10分）から30分のフリー走行2が始まり、そのまま予選が続く。更に日本時間深夜0時（現地時間午後3時）からは13周のスプリントが開催される。