MotoGP第21戦ポルトガルMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、ポルトガル、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで開催された。日本時間午後5時40分(現地時間午前8時40分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温16度、路面温度15度、湿度77%、昨夜の雨が残ったウエットコンディション。部分的に雲はあるものの、青空は広がっていた。

この走行トップタイムはアンヘル・ピケラス(KTM)で1分59秒106。唯一1分59秒台を記録した。2番手はブライアン・ウリアテ(KTM)2分00秒600、3番手アドリアン・フェルナンデス(ホンダ)2分00秒841。三谷然(ホンダ)は14周目2分03秒152を記録して15番手、古里太陽(ホンダ)は11周目2分03秒334を出して16番手。コンディション不良などのため走行しなかったライダーも居た。

日本時間午後9時45分(現地時間午後12時45分)から15分間で開催された予選Q1は、気温20度、路面温度28度、湿度54%、部分的に雲があるドライコンディション。強い時は風速13km/hの風が吹いていた。このセッションでは、ジョエル・エステバン(KTM)が1分47秒679でトップタイムだった。2番手マルコ・モレッリ(ホンダ)1分47秒829、3番手ステファノ・ネパ(ホンダ)1分47秒855、4番手グイド・ピニ(KTM)1分47秒905。以上の4名はQ2へ進出。一時は2番手に着けていた三谷は3周目の記録1分48秒570で5番手だった。

日本時間午後10時10分(現地時間午後1時10分)から15分で争われた予選Q2は、気温20度、路面温度29度、湿度53%のドライコンディション。引き続き青空が多く見られ、風は強いままだった。序盤は3周目1分47秒044を記録したマキシモ・キレス(KTM)がトップタイムだった。キレスは、後半3コーナーで転倒。山中琉聖(KTM)の代役参戦、ハキム・ダニシュ(KTM)も13コーナーで転倒があった。

終盤、ラストラップとなった7周目、ピケラスが1分46秒927を記録すると、続いてスコット・オグデン(KTM)が1分46秒833で更新。更に、ジョエル・ケルソ(KTM)が1分46秒764まで縮めて、ポールポジションを獲得した。2番手オグデン、3番手ピケラス。古里は最終7周目1分47秒429を記録し、一時6番手まで上がったが、最終的には11番手となった。トップのケルソとタイム差は0.530。

明日はMoto2、MotoGPの決勝が先に行なわれ、日本時間午後11時30分(現地時間午後2時30分)から19周のMoto3クラス決勝が開催される。古里は4列目11番、三谷は7列目19番グリッドからそれぞれスタートする。

MotoGP第20戦マレーシアMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 ジョエル・ケルソ KTM 1分46秒764 Q2
2 スコット・オグデン KTM 1分46秒833 Q2
3 アンヘル・ピケラス KTM 1分46秒927 Q2
4 マキシモ・キレス KTM 1分47秒044 Q2
5 グイド・ピニ KTM 1分47秒061 Q2
6 ジョエル・エステバン KTM 1分47秒067 Q2
7 ケーシー・オゴーマン KTM 1分47秒159 Q2
8 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分47秒189 Q2
9 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分47秒202 Q2
10 バレンティン・ペローネ KTM 1分47秒231 Q2
11 古里太陽 ホンダ 1分47秒294 Q2
19 三谷然 ホンダ 1分48秒570 Q1