MotoGP第22戦バレンシアMoto3クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、スペイン、バレンシア州にあるサーキット・リカルド・トルモで開催された。日本時間午後5時40分(現地時間午前8時40分)から30分行なわれたフリー走行2は、気温14度、路面温度12度、湿度71%、部分的に雲があるドライコンディション。

この走行ではダビド・アルマンサ(ホンダ)が1分37秒584でトップタイムだった。2番手は11コーナーで転倒があったもののアドリアン・フェルナンデス(ホンダ)で1分37秒789。3番手ルカ・ルネッタ(ホンダ)1分37秒819。トップ3をホンダ勢が独占した。古里太陽(ホンダ)は10周目1分38秒368で16番手。三谷然は9周目1分38秒800を記録し23番手。

日本時間午後8時45分(現地時間午後12時45分)から15分間で争われた予選Q1は、気温21度、路面温度21度、湿度55%、場所によっては曇っているドライコンディション。このセッションでは、ステファノ・ネパ(ホンダ)が1分37秒450でトップタイムだった。2番手ブライアン・ウリアテ(KTM)1分37秒535、3番手デニス・フォッジャ(KTM)1分37秒662、4番手ハキム・ダニシュ(KTM)1分37秒791。ウリアテはホセ・アントニオ・ルエダ(KTM)、ダニシュは山中琉聖(KTM)の代役参戦ライダー。以上の4名は予選Q2へ進出した。タットチャコーン・ブーシュリの代役2戦目の三谷は7周目1分38秒240を記録して10番手。総合では24番手となった。

日本時間午後9時10分(現地時間午後1時10分)から続けて開催された予選Q2は、気温21度、路面温度20度、湿度55%、曇って来たドライコンディション。序盤3周目からフェルナンデスが1分37秒282を記録、昨日のアルマンサのコースレコードを上回った。その後アルマンサが2周目となるラップで1分37秒241を出し、再びコースレコードを取り戻す。更に、2周目のマキシモ・キレス(KTM)が1分37秒165、再びアルマンサが3周目1分37秒126とコースレコードの更新が続いた。

最後はフェルナンデスが6周目で1分36秒990を出し、唯一の1分36秒台でポールポジションを獲得。2番手はアルマンサ、3番手キレス。4番手ルネッタが入り、記録は1分37秒251。5番手はマルコ・モレッリ(ホンダ)で1分37秒296。トップ5のうち4台がホンダ勢だった。

6番手アルバロ・カルペ(KTM)、7番手ネパ、8番手バレンティン・ペローネ(KTM)。古里は7周目1分37秒349を記録し、7番手に入ったかと思われたが、この記録はラップキャンセルとなり、3周目の1分37秒459で9番手。10番手にキレスとポイントランク2位を争うアンヘル・ピケラス(KTM)が入った。トップ10では、古里を含む6台がホンダ勢。

明日は日本時間午後7時(現地時間午前11時)から20周で決勝が開催される。古里にとってはMoto2クラス最終戦、3列目9番グリッドからスタートする。三谷は8列目24番グリッドスタート。

コースレコードでポールポジションを獲得したアウグスト・フェルナンデス(ホンダ)

 

MotoGP第22戦バレンシアMoto3予選
順位 ライダー 車両 タイム セッション
1 アドリアン・フェルナンデス ホンダ 1分36秒990 Q2
2 ダビド・アルマンサ ホンダ 1分37秒126 Q2
3 マキシモ・キレス KTM 1分37秒165 Q2
4 ルカ・ルネッタ ホンダ 1分37秒251 Q2
5 マルコ・モレッリ ホンダ 1分37秒296 Q2
6 アルバロ・カルペ KTM 1分37秒390 Q2
7 ステファノ・ネパ ホンダ 1分37秒401 Q2
8 バレンティン・ペローネ KTM 1分37秒424 Q2
9 古里太陽 ホンダ 1分37秒459 Q2
10 アンヘル・ピケラス KTM 1分37秒468 Q2
24 三谷然 ホンダ 1分38秒240 Q1