MotoGP第22戦バレンシアMoto2クラス2日目、フリー走行2と予選が土曜日、スペイン、バレンシア州にあるサーキット・リカルド・トルモで開催された。昨日のフリー走行1での転倒により、佐々木歩夢(カレックス)は右足首に3か所のヒビが入り、腫れも酷くドクターストップで欠場を余儀なくされた。
日本時間午後5時25分(現地時間午前9時25分)から30分で行なわれたフリー走行2は、気温15度、路面温度13度、湿度68%、部分的に雲はあるものの晴れ間の見えるドライコンディション。このセッションでは、デニス・オンジュ(カレックス)の代役参戦を続けるダニエル・ムニョス(KTM)が1分32秒372のコースレコードでトップタイムだった。2番手はイザン・グエバラ(ボスコスクーロ)1分32秒454、3番手アルベルト・アレナス(カレックス)1分32秒463。この3名は昨日のダニエル・オルガド(カレックス)のコースレコードを上回った。11周目1分33秒742を記録した國井勇輝(カレックス)は25番手。日本メーカ―のNTSでスポット参戦している2025年MotoEランク9位のエクトル・ガルゾ(NTS)は1分34秒118で27番手だった。
日本時間午後9時40分(現地時間午後1時40分)から15分で争われた予選Q1は、気温21度、路面温度20度、湿度56%、曇ったドライコンディション。来期、ワールドSSP、ASレーシングでヤマハR9に乗ることが決まっているアレナスが6周目1分32秒177のコースレコードでトップだった。2番手アロン・カネト(カレックス)1分32秒413、3番手はポイントリーダーのディオゴ・モレイラ(カレックス)1分32秒459。4番手フィリップ・サラッチ(カレックス)1分32秒524。以上の4名が予選Q2進出を決めた。國井は最終ラップの7周目1分33秒366を出して12番手、総合26番手。ガルゾは1分33秒675で13番手、総合27番手。
引き続き、日本時間午後10時5分(現地時間午後2時5分)から15分で開催された予選Q2は、気温20度、路面温度20度、湿度57%、曇りのドライコンディション。3周目からオルガドが1分32秒155でアレナスのコースレコードを更新。その後も再びオルガド、アレナス、セナ・アギウス(カレックス)、グエバラによりコースレコードの更新が続いた。
終盤7周目でオルガドが1分31秒808を記録、更に8周目は1分31秒715までタイムを伸ばし、ポールポジションを獲得した。2番手には1分31秒873でグエバラが入った。3番手1分31秒886でアギウス。4番手アレナス、チャンピオンを争うマニュエル・ゴンザレス(カレックス)は5番手。6番手アレックス・エスクリグ(フォワード)、7番手コリン・ベイヤー(カレックス)、8番手ダニエル・ムニョス(カレックス)。9番手は明日、決勝14位までに入ればチャンピオン獲得のディオゴ・モレイラ(カレックス)。10番手セレスティーノ・ビエッティ(ボスコスク―ロ)。
明日、日本時間午後8時15分(現地時間午後12時15分)から22周で開催される予定の決勝は、オルガド、グエバラ、アギウスのフロントロウでスタートする。國井は9列目26番グリッドスタート。

| MotoGP第22戦バレンシアMoto2予選 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 順位 | ライダー | 車両 | タイム | セッション |
| 1 | ダニエル・オルガド | カレックス | 1分31秒715 | Q2 |
| 2 | イザン・グエバラ | ボスコスクーロ | 1分31秒873 | Q2 |
| 3 | セナ・アギウス | カレックス | 1分31秒886 | Q2 |
| 4 | アルベルト・アレナス | カレックス | 1分32秒020 | Q2 |
| 5 | マニュエル・ゴンザレス | カレックス | 1分32秒065 | Q2 |
| 6 | アレックス・エスクリグ | フォワード | 1分32秒077 | Q2 |
| 7 | コリン・ベイヤー | カレックス | 1分32秒098 | Q2 |
| 8 | ダニエル・ムニョス | カレックス | 1分32秒109 | Q2 |
| 9 | ディオゴ・モレイラ | カレックス | 1分32秒131 | Q2 |
| 10 | セレスティーノ・ビエッティ | ボスコスクーロ | 1分32秒157 | Q2 |
| 26 | 國井勇輝 | カレックス | 1分33秒366 | Q1 |