ヘレスでSBKとSSPのプライベートテストが開催

スペインのヘレスサーキットでSBK（スーパーバイク世界選手権）のプライベートテストが行なわれた。テストは2日間で行なわれ、SBK、SSP（スーパースポーツ世界選手権）のライダーに加えて、Moto2ライダーの古里太陽が参加した。

テストにはBMW、ビモータ・カワサキ、ヤマハ、HRCの各ファクトリーチームとプライベートチームが参加。ドゥカティファクトリーは参加しなかった。

2日間共、ドライコンディションで行なわれたテストではアレックス・ロウズ（ビモータ・カワサキ）が2日目に記録した1分37秒824で総合トップに立った。アレックス・ロウズは2日目のみの走行で、76周を回り45周目にファステストを記録。2025年のヘレスのレース1とレース2で記録されたファステストを上回るタイムだった。

総合2番手にチャビ・ビエルへ（ヤマハ）が1分38秒058で続いた。ホンダからヤマハへ移籍したビエルヘはYZF-R1で2回目のテストとなったが、マシンに順調に適応している模様。総合3番手に1分38秒125でBMWのテストライダーとなったマイケル・ファン・デル・マーク（BMW）が続き、総合4番手に1分38秒135でアンドレア・ロカテッリ（ヤマハ）。

ドゥカティからBMWに移籍したダニロ・ペトルッチ（BMW）は1分38秒470で総合5番手に。総合6番手に1分38秒585でアクセル・バッサーニ（ビモータ・カワサキ）が続き、2025年のSSPチャンピオンで、2026年よりSBKにステップアップするステファノ・マンジ（ヤマハ）は1分38秒607で総合7番手。

MotoGPからSBKに転向するミゲール・オリベイラ（BMW）が1分38秒891で総合8番手に続き、ビモータ・カワサキのテストライダー、チャビ・フォレス（ビモータ・カワサキ）は初日のみを走行して1分39秒301で総合9番手。

Moto2からSBKに転向するソムキャット・チャントラ（ホンダ）は1分39秒495で総合10番手。HRCのテストライダー、長島哲太（ホンダ）が1分39秒610で総合11番手に続き、チャントラのチームメイトで、同じくMoto2からSBKに転向するジェイク・ディクソン（ホンダ）は1分39秒808で総合12番手でテストを終えた。

Moto2ライダーの古里太陽（カレックス）は月曜日から2日間行われたMoto2/Moto3クラスの2日間のプライベートテストに続いて、SBKのプライベートテストにも参加。SBKテストでは初日に73周、2日目に58周と走り込み、ベストラップは2日目に記録した1分40秒232となった。

SSPではジェレミー・アルコバ（カワサキ）は1分42秒167で総合トップ。コレンティン・ペロラーリ（ホンダ）が1分42秒218で総合2番手、マッテオ・フェラーリ（ドゥカティ）は1分42秒382で総合3番手に続き、SBKからSSPに転向したドミニク・エガター（カワサキ）が1分43秒492で総合4番手でテストを終えた。

このテストでSBKの年内のテストは終了となる。

SBKヘレス プライベートテスト2日間総合