アジアロードレース選手権第6戦(最終戦)タイラウンドが、タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナルサーキットで12月5日から7日に開催された。
ASB1000
ASB1000クラスでは阿部恵斗(ホンダ)が1分34秒752でポールポジションを獲得。
レース1ではハフィス・シャリン(ドゥカティ)が優勝し、ランキングトップで最終レースに臨むことになった。2位にアンディ・ファリド・イズディハール(ホンダ)が続き、阿部は終始トップ争いに加わり、3位に入賞した。
スポット参戦の水野涼(ドゥカティ)は9番グリッドからスタートし、レース1はリタイア。
タイトル争いのかかったレース2ではナカリン・アティラプワパ(ホンダ)がレースをリード。シャリンは2番手争いを展開した。
アティラプワパが優勝し、シャリンが3位以下の場合は、アティラプワパがタイトルを獲得する展開だったが、最終ラップにシャリンはザクワン・ザイディ(ホンダ)を交わして2位に浮上、アティラプワパがトップでチェッカーを受けたが、タイトルは2位に入賞したシャリンが3ポイント差で獲得。アジア選手権の最高峰クラスでドゥカティが初タイトルを獲得した。
3位にザイディが入賞。阿部は2番手争いに加わり、僅差の4位に入賞し、ランキング3位でシーズンを戦い終えた。水野はレース2では7位に入賞した。



SS600
SS600ではアピワット・ウォンタナノン(ヤマハ)が1分38秒743でポールポジションを獲得。レース1ではウォンタナノンが優勝し、2位にアヌパブ・サームーン(ヤマハ)、3位にアルディ・サティア・マヘンドラ(ヤマハ)が入賞した。
レース2ではタナット・ラオンプリオ(ホンダ)が優勝。2位にマヘンドラ、3位にサームーンが入賞した。
タイトル争いは、カスマ・ダニエル・カスマユディン(ヤマハ)とサームーンが同ポイントで並んだが、2位入賞回数で上回ったカスマユディンがチャンピオンを獲得した。
AP250
AP250ではクリタパット・ケンクム(ヤマハ)が1分51秒330でポールポジションを獲得。レース1ではファディラー・アルビ・アディタマ(ホンダ)が優勝。ケンクムが2位、3位にノップルポン・ブンプラウェス(ホンダ)が入賞した。
レース2ではケンクムが優勝。2位にブンプラウェス、3位にアディタマ入賞し、アディタマがタイトルを獲得。
井吉 亜衣稀(カワサキ)は予選3番手とフロンロウを獲得、レース1、レース2共に8位に入賞。ランキング10位でシーズンを戦い終えた。
スポット参戦のMFJカップJP250国際チャンピオンの竹本倫太郎は予選17番手からレース1は13位に入賞。レース2は18位でチェッカーを受けた。

UB150
UB150ではディマス・アトモコ(ヤマハ)が2分02秒342でポールポジションを獲得。レース1でフスニ・フアジー(ヤマハ)、レース2ではピラポン・ルイブーンペン(ヤマハ)が優勝。フアジーがチャンピオンを獲得。
TVSワンメイク
TVSワンメイクではサータック・シャバン(TVS)が1分50秒077でポールポジションを獲得。レース1ではラムダン・ロスリ(TVS)が優勝。2位にルイス・ミゲール(TVS)、3位にシャバンが入賞した。尾野 弘樹(TVS)は2番グリッドからスタートし、4位に入賞。
レース2では尾野が優勝し、尾野が2年連続でチャンピオンを獲得。2位にラムダン・ロスリ(TVS)、3位にルイス・ミゲール(TVS)が入賞した。
