MotoGP第1戦タイMotoGPクラス2日目、スプリントが土曜日、日本時間午後5時(現地時間午後3時)から13周でタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。気温33度、路面温度52度、湿度54%、雲はあるものの青空の下のドライコンディション。タイヤは全員、前後ソフトタイヤを装着していた。

好スタートでホールショットを奪ったのは2番グリッドからスタートしたマルク・マルケス(ドゥカティ)。P.P.スタートのマルコ・ベゼッキ(アプリリア)は、マルク・マルケスの背後に着けた。中盤では、アレックス・マルケス(ドゥカティ)がファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)に接触、二人は共にワイドに広がり順位を落とす。序盤、マーベリック・ビニャーレス(KTM)も大きくコースを外れ順位を落とした。

先頭のマルク・マルケスをベゼッキは8コーナーで捉えたが、最終コーナーで再びマルク・マルケスがトップを奪う。2周目、3コーナーでベゼッキが再びリードしたものの8コーナー、ベゼッキはトップ走行中に転倒、リタイア。トップとなったマルク・マルケスをペドロ・アコスタ(KTM)が最終コーナーで抜くが、ホームストレートから1コーナーで再びマルク・マルケスが先頭へ。3周目にはマルク・マルケスが1分29秒922のレース最速ラップを記録するものの、二人の激しいバトルは続いた。

その後ろには、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)。更にホルヘ・マルティン(アプリリア)、ジョアン・ミル(ホンダ)、小椋藍(アプリリア)が続いた。小椋は、5周目にミル、11周目にはマルティンを捉え4番手まで順位を上げた。

その後方に、ブラッド・ビンダー(KTM)、フランチェスコ・バニャーヤ(ドゥカティ)、ジャンアントニオ。ルカ・マリーニ(ホンダ)、ヨハン・ザルコ(ホンダ)、アレックス・マルケスが10番手争いで続き、更に後方がディオゴ・モレイラ(ホンダ)、ジャック・ミラー(ヤマハ)、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)と続いていたが、11周目にラズガットリオグルが転倒、再スタートで19番手まで順位を落とした。

マルク・マルケスとアコスタの熾烈なトップ争いは、肘と肘、膝と膝が触れる程の接戦を極め、アコスタは何度もマルク・マルケスからトップを奪い去ろうと試みた。12周目、5コーナーでマルク・マルケスはミスでワイドに広がり、アコスタが先頭に立った。最終コーナーでアコスタのインを突いたマルク・マルケスとの接触を避けるためアコスタはワイドに広がり、3番手フェルナンデスと並ぶ程遅れた。これに対して「under investigation(調査中)」が直ちに表示された。マルク・マルケスには1ポジションダウンの裁定が約半周を残して下され、マルク・マルケスはそれに従い最終コーナーでアコスタにトップを譲る。そのままアコスタがトップでチェッカーを受けた。アコスタはスプリント初勝利。21歳279日は、最年少スプリント勝者。レース後のパルクフェルメでは、マルク・マルケスやドゥカティ陣営がアコスタの初勝利を称えていた。

2位はマルク・マルケス、3位フェルナンデス。小椋はフェルナンデスと1秒540差の4位。タイヤ圧違反の調査が入ったものの、違反はなく、マルティンが5位。6位ビンダー、7位はホンダ勢トップでミル、8位ジャンアントニオ、9位バニャーヤ。ここまでがポイントを獲得。10位マリーニ。11位アレックス・マルケス、12位ザルコ、13位モレイラ、14位フランコ・モルビデリ(ドゥカティ)。15位ヤマハ勢トップでミラー。

明日は日本時間午後5時(現地時間午後3時)から26周の決勝が開催される。

最後は審議も巻き込んだマルク・マルケス(ドゥカティ)とペドロ・アコスタ(KTM)のバトル
昨年オーストラリアGPに続くスプリント表彰台のラウル・フェルナンデス(アプリリア)

 

MotoGP第1戦タイMotoGPスプリント(暫定)
順位 ライダー 車両 トップ差
1 ペドロ・アコスタ KTM
2 マルク・マルケス ドゥカティ 0秒108
3 ラウル・フェルナンデス アプリリア 0秒540
4 小椋藍 アプリリア 2秒100
5 ホルヘ・マルティン アプリリア 3秒851
6 ブラッド・ビンダー KTM 4秒612
7 ジョアン・ミル ホンダ 4秒924
8 ファビオ・ディ・ジャンアントニオ ドゥカティ 5秒748
9 フランチェスコ・バニャーヤ ドゥカティ 6秒910
10 ルカ・マリーニ ホンダ 7秒796
11 アレックス・マルケス ドゥカティ 8秒504
12 ヨハン・ザルコ ホンダ 8秒577
13 ディオゴ・モレイラ ホンダ 11秒970
14 フランコ・モルビデリ ドゥカティ 12秒395
15 ジャック・ミラー ヤマハ 13秒467
16 ファビオ・クアルタラロ ヤマハ 15秒079
17 エネア・バスティアニーニ KTM 15秒452
18 アレックス・リンス ヤマハ 15秒876
19 マーベリック・ビニャーレス KTM 21秒445
20 トプラック・ラズガットリオグル ヤマハ 25秒860
21 ミケーレ・ピロ ドゥカティ 27秒892
RT マルコ・ベゼッキ アプリリア